・リール(Reels)って何?
・リール(Reels)ってやった方がいいの?
・リール(Reels)をより多くの人に見てもらうためには?
2020年にリリースされてから多くのアカウントで投稿されているリール。
最大90秒の長さでBGMやエフェクトを活用して独自の動画コンテンツを作成することが可能です。
今回は、リールの使い方からストーリーズやTikTokとの違いや投稿方法まで詳しく解説してきます。
これからリールを作成しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
リール(Reels)とは?
リールとは、音楽やエフェクトなどを使用して動画を撮影・編集して最長90秒の動画を作成することができるInstagramの機能のことを指します。
画面全体に表示されて、スタンプやテキストも使用することができます。
リールは、「発見タブ(虫メガネアイコン)」にリール動画の専用スペースが設置されていてより多くの利用者に表示される可能性があり、新規フォロワーの増加も期待できます。
リール(Reels)を使うメリット
ここでは、これからリールを使うメリットを3つご紹介します。
フォロワーが増えやすい
リールを使う最大のメリットは「フォロワーが増えやすい」という点です。
先ほどもお伝えしましたが、リールには「発見タブ(虫メガネアイコン)」にリール動画の専用スペースが設置されています。
さらに、通常の「発見タブ」や「ハッシュタグ検索」にもリールが表示される範囲が広く設けられています。
そのためにユーザーの目に止まる回数も増えるので、新規フォロワー獲得に繋げることができます。
アカウントの評価が上がる
Instagramの公式サイトでも明記されていますが、多くの機能を使用してコンテンツを投稿することを推奨しています。
「ストーリーズ、Live、Instagram動画、リールなど、さまざまなフォーマットを使用することで、メッセージが届きやすくなり、利用者にブランドを見つけてもらえるチャンスが増えます。」と明記されています。
引用:https://creators.instagram.com/grow
このようなInstagramが公式に発表している内容は、言わばInstagramを使用する上でのルールのようなものです。
ルールに則ってアカウントを運用することでInstagram側からアカウントの評価が上がり、優遇されやすくなる可能性が上がります。
表現の幅が広がる
リールが登場する以前のInstagramは写真がメインのSNSでしたが、リールの登場によって動画を作成することも当たり前になりました。
写真だけではどうしても表現できないことも動画を使えば、ユーザーにわかりやすく伝えることができるようになります。
リール(Reels)の使い方
リールを見る方法と実際に作成して投稿するまでの方法について解説していきます。
リール(Reels)を見る方法
リール閲覧画面は画像のようになっています。
アイコンの説明を1つずつしていきます。
①テンプレートの使用
テンプレートとは他の人が作った動画の構成をそのまま利用できる機能のことです。
「テンプレートを使用」とタップして、自分の動画の素材をそのまま当てはめるだけでクオリティの高い動画を作成することができます。
②プロフィール
タップするとリールを投稿している人のプロフィールを表示できます。
③キャプションを読む
動画の補足などを書いてある場所です。
④音楽
タップすると同じ音楽を使用しているリールが表示されます。
右斜め上のマークが表示されている音楽は、トレンドの音楽です。
⑤フォロー
タップするとアカウントをフォローできます。
⑥エフェクト
エフェクトタイトルを表示できます。
⑦インタラクション
・いいね(ハート)・・リールに「いいね」を押せます。ダブルタップでも可能です。
・コメント(吹き出し)・・リールにコメントを書くことができます。
・シェア(紙飛行機)・・リールを他の人にシェアすることができます。
・その他・・リンクの表示や保存、報告などができます。
⑧タグ付け
リールにタグ付けされているアカウントを表示できます。
⑨位置情報
リールが写っている場所を表示しています。
リールの表示場所
リールが表示される場所をご紹介します。
・プロフィール画面
・ホーム画面
・発見タブ(虫メガネアイコン)画面
リールが(Reels)を作成・投稿する方法
リールを実際に作成して投稿する方法について解説するのでこれからリールを作成するつもりの方は参考にしてください。
ステップ1:ホーム画面またはプロフィール画面の投稿作成ボタンをタップする。
ステップ2:「リール」をタップする。
ステップ3:リールを作成する。
音楽・・動画につける音楽を設定できます。
エフェクト・・動画につけるエフェクトを設定できます。
長さ・・15秒、30秒、60秒、90秒の中から好みの動画の長さを設定できます。
速度・・動画の録画スピードを0.3倍〜4倍で段階的に変更することができます。
動画レイアウト・・画面レイアウトを2〜6分割から選択してコラージュ動画を撮影することができます。
タイマー・・動画1クリップの撮影時間を設定することができます。
デュアル・・スマートフォンの背面カメラで撮影しながら前面カメラで自分を撮影することができます。
ステップ3:プレビュー画面で確認する
左からアイコンの説明をしていきます。
・音楽・・タップするとここでも音源の音量やサウンドエフェクトを設定できます。
・文字入れ・・タップするとリールに文字を入れることができます。
・スタンプ・・各種スタンプやアンケートなどを挿入することができます。
・手書き文字・・タップすると手書きで文字などを書くことができます。
・エフェクト・・タップするとエフェクトを設定することができます。
・保存・・タップすると動画を保存することができます。
ステップ4:キャプションやカバー画像を設定する。
・キャプションを入力・・キャプションを記入することができます。
・フィードでもシェア・・ここをチェックするとフィードにも表示させることができます。
・人物をタグ付け・・アカウントをタグ付けすることができます。
・商品をタグ付け・・ショッピングタグを付けることができます。
・場所を追加・・場所を設定することができます。
・カバー画像を編集・・リールの最初に表示されるサムネイルを設定することができます。
ステップ5:設定が設定したらシェアをタップしてアップロードします。
リール(Reels)と他機能の違い
リールは、Instagram内の機能だとストーリーズと、他のSNSだとTikTokとYouTubeショートと似ています。
「実際にどう違うのか?」と疑問を持つ方も多いので違いを解説していきます。
ストーリーズとの違い
Instagram内で、同じ縦長動画を投稿できるリールとストーリーズ。
その違いは4つあります。
詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
①投稿が表示される時間
ストーリーズは、24時間で投稿が自動的に非表示になるのに対して、リールは自動的には非表示になりません。
②投稿できる時間の長さ
ストーリーズは、最大60秒の動画を投稿できるのに対し、リールは、最大90秒の動画を投稿することができます。
③投稿が表示されるユーザー
ストーリーズは、既存フォロワーだけに表示されて非フォロワーには表示されません。それに対してリールは非フォロワーにも表示されます。
④外部リンクか設定できるかどうか
ストーリーズでは、リンクスタンプを設定することで外部サイトに誘導することができます。それに対してリールは外部リンクを設置することができません。
以上から、ストーリーズは既存フォロワーとの交流をメインに、リールは新規フォロワーの獲得をメインに使用すると良いでしょう。
ストーリーズについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
TikTokとの違い
同じショート動画を作成し投稿できるTikTokですが、違いは全部で3つあります。
①利用者の年齢層
TikTokは10代・20代が最も多く利用しているのに対して、リールは、10〜30代の女性が最も利用しています。
②利用する目的
TikTokをは暇つぶしをするために利用するのが多いです。
それに対してリールは、もちろん暇つぶし目的も存在していますがトレンドのチェックをするために利用するユーザーが多いという違いがあります。
また、Instagramは知り合い(フォロワー)の投稿を見るのがメインなのに対して、TikTokは知らない人(非フォロワー)の投稿を見るのがメインです。
③購買への導線
TikTokは、基本的に外部リンクを設定することができないので購買の導線を引くことが難しいと言えます。それに対して、リールはショッピングタグを設置したらECサイトへ誘導が簡単に行えます。
YouTubeショートとの違い
YouTubeショートとの違いも、TikTokと同様に3つの観点から説明することができます。
①利用者の年齢層
YouTubeショートは、幅広い年代に利用されている傾向にあります。
②利用する目的
YouTubeショートも同様に、知らない人(非フォロワー)の投稿を見るのがメインとなっています。
また、YouTubeそのものが暇つぶしを目的rとして利用される場合が多いです。
③購買への導線
YouTubeショートもTikTokは、基本的に外部リンクを設定することができません。
ただし、有名なYouTuberなどが紹介した商品を「あの人が紹介したから買ってみたい!」という購入のきっかけになっている場合が多いです。
リール(Reels)を多くの人に見てもらうための7つのコツ
リールを実際に作るとなると、多くの人に見られたいと思いますのでそのコツを7つ解説するのでぜひ参考にしてください。
おすすめされる要素を取り入れる
Instagramが公式に発表している「おすすめされる要素」がありますのでご紹介します。
・人を喜ばせたり、注目を集めたり、笑わせたり、驚きやひねりを加える、面白く楽しい動画
・簡単に参加できる、トレンドのきっかけとなる動画
・テキスト、フィルター、エフェクトなどのクリエイティブツールを使った動画
・縦型の動画
・InstagramのMusic Library、リールで作成・発見したオリジナルサウンドを使用した動画
・挑戦のシェアや自分らしさを表現するなど、新しい体験が伝わる動画
引用:https://www.instagram.com/p/CLFMSunBRX1/?utm_source=ig_web_copy_link
要約すると、「縦型で動画を撮影して、音楽やエフェクトを利用してより面白くInstagramからトレンドが起きるような動画を作ってください」ということになります。
冒頭3秒で興味を引くようにする
Instagramには毎日膨大な量のコンテンツが追加されています。
そのために人々の興味の移り変わりのスピードが早くなっており、「つまらない」と判断されたらすぐスキップされてしまいます。
つまり、動画の冒頭でいかに興味を引くかがその動画を見続けてくれるかの命運を分けます。
動画を作成する際は、冒頭で一番工夫を凝らしましょう。
人気の音楽を使う
トレンドの音楽を使用することで、ユーザーに発見されやすくなります。
音楽の横にどのくらい利用されているかが表示されるので、多く利用されている音楽を利用しましょう。
ただし、プロアカウント(ビジネスアカウント)では著作権の関係から一部音楽の利用を制限されるので、その場合は、クリエイターアカウントに切り替えましょう。
新機能を積極的に使う
リールには新しい機能がどんどん追加されています。
既存のリールと一緒に動画を作成することができる「リミックス機能」や他の人が作った動画の構成をそのまま利用できる「テンプレート」などが最近では追加されました。
公式の発表でも実装されている機能を利用することを推奨されているのでぜひ活用していきましょう。
動画時間を工夫する
リールは、「視聴完了率」という”見た人のうち何人が最後まで動画を見たか”がとても重要になってきます。
そのため、あまりにも長い動画は最後まで見られずに途中で飽きられてしまう可能性が高まります。
動画の内容にもよりますが、15秒〜30秒程度の長さにするのがおすすめです。
動画のテンポを早くする
先ほどの「視聴完了率」の話と関係していますが、テンポが悪い動画も途中で飽きられてしまいます。
また、特に展開もなく同じような場面が続く動画も最後まで見ようとはなかなか思えないです。
その対策として、カット割りなどを行って動画のテンポを早めて見てる人が飽きない工夫をしましょう。
ストーリーズとフィードにシェアする
リールを投稿をする時に、必ずフィードにも投稿するようにしましょう。
フィードとは通常の投稿が表示される場所のことでここに表示するかしないかで閲覧数が大きく変わってきます。
また、ストーリーズにもシェアするようにしましょう。
フォロワーの中にはストーリーズだけしか見ていない人もいるので、ストーリーズで投稿したことを知らせることで、リールを見にきてくれる可能性が上がります。
リール(Reels)をビジネスに活用する方法
最後に、リールをビジネスに活用する方法を解説するので、集客などに使用しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
広告
2021年6月より、リール広告が配信できるようになりました。
リール広告は、通常のリールの合間に表示されるのでユーザーに”広告感”をそこまで感じさせないためクリックしてもらう確率も高まります。
また、性別や年齢でターゲットを絞ることもできますし、「洋服が好き」といった興味関心でもターゲッティングができるのでかなり優秀な広告媒体だと言えます。
ただし、動画の尺は60秒で、音楽の使用に制限があるという注意点もあるのでこのタイミングで把握しておきましょう。
ショッピング機能
「ショッピングタグ」を使用することで簡単にECサイトへユーザーを誘導することができます。
「商品を見る」ボタンを押すことでECサイトに遷移できて、そのまま商品を購入することできます。
現在は、多くのユーザーがInstagramを通じて商品の購入経験を持っているので、ショッピング機能の活用は売上アップに直結します。
インフルエンサーとコラボ
インフルエンサーに依頼して、自社の商品やサービスを紹介してもらうのもかなり効果的です。
インフルエンサーは多くのファンを獲得しており、中には「このインフルエンサーが紹介したら絶対買う!」という人も存在しています。
また、第3者からの口コミとして自然に商品やサービスを紹介できるのも魅力の1つです。
ただし、注意点としてはインフルエンサーとコラボする場合は「この投稿は宣伝である」ということを明示する必要があります。
そのため「タイアップタグ(正式名称:ブランドコンテンツツール)」を設定する必要があるので把握しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
最大90秒の長さの動画コンテンツを作成して投稿できるリールは、多くのアカウントで利用されています。
実際にInstagramもリールの利用者を増やそうと動いているのでまだ利用したことがない方は今回のタイミングをきっかけに利用してみましょう。
実際にリールを作成する場合は、今回の記事で解説した多くの人に見てもらうためのコツをしっかり把握してくださいね。