Instagram ショッピング機能 の使い方を徹底解説!成功事例も解説【2023年最新情報】

Instagram ショッピング機能 の使い方を徹底解説成功事例も解説2023年最新情報

・ショッピング機能って何?
・どうやって利用するの?
・審査が通らない原因って?

Instagramの投稿から直接ECサイトに誘導できる「ショッピング機能」。

多くのアカウントが利用しているので一度でも見たことのある方は多いのではないでしょうか?

しかし、実際に利用したことがある方は少ないのではないかと思います。

今回の記事では、ショッピング機能の使い方を徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

目次

Instagramショッピング機能とは?

Instagramのショッピング機能とは、Instagramアプリ内で商品を直接販売できる機能です。

ショッピング機能を利用しているアカウントでは、投稿に商品タグを追加することができ、ユーザーは商品画像をタップすることで商品を直接購入することができます。

商品タグを設定するためには、Instagramショッピング機能に登録する必要があります。

販売したい人は登録を行い、アカウントにカタログを追加することができ、商品情報を追加しタグを付けることが可能です。

これにより、Instagramを利用している人は、商品を購入する際にアプリを離れる必要がなく、手軽に購入できるメリットがあります。

ショッピング機能は、Instagram上のビジネスと消費者の間の取引を効率化し、売上を上げるために重要な役割を果たしてくれます。

Instagramショッピング機能を利用するメリット

ショッピング機能を利用することによるメリットは多くありますが、その中でも厳選して3つ紹介します。

無料で利用することができる

ショッピング機能を利用する際は、費用が発生しませんので無料で利用することができます。

費用をかけずに、売上が向上する機能を利用できるのはかなりお得だと思います。

購入までの流れがスムーズになるので購入率を上げることができる

ショッピング機能を利用すれば、ユーザー商品を見つけてから購入するまでの一連の流れをInstagram内で完結させることができます。

Instagramから外部のサイトに誘導すると、サイトが開かないなどの不具合が発生するリスクがあり、ユーザーが途中で離脱してしまう可能性が高まります。

Instagram内で完結し、途中の離脱を防げるというのは購入率を高める上でとても重要になります。

広告ではないため、ユーザーに受け入れられやすい

ショッピング機能は、商品をメインで載せるので役割としては広告に近いのですが、投稿の中にタグを追加するだけで利用できるのでユーザーに抵抗感が生まれにくいです。

ユーザーが普段、Instagramを使っている中に自然に溶け込ませることができるのも大きな魅力の1つだと思います。

ショッピング機能の利用条件

ショッピング機能は、誰でも利用できるわけではなく条件が定められているので利用を考えている方は条件を必ず確認しましょう。

国・地域

世界中どこでも利用できるわけではなく、限られた国と地域でのみショッピング機能は利用することができます。

ショッピング機能を利用できる国と地域一覧表

ただ、この記事を見てくださっている方は多くは日本在住の方が多いと思います。

従って、この条件に関しては問題ないので安心してください。

ポリシーに遵守した商材

ショッピング機能を使って、販売する商品にも条件があるので把握しておきましょう。

一部を紹介すると、

1. 違法または規制された商品: 各国の法律で規制されている商品や違法商品は販売が禁止されています。例えば、違法薬物、違法ダウンロードによる知的財産権の侵害、大麻、銃器、爆発物、危険な化学物質などです。

2. 偽造品: ブランドネーム製品の偽造品は販売が禁止されています。

3. 医療機器/治療薬: 医薬品、医療機器、医療治療を提供する商品に対する販売は禁止されています。

4. 性的な商品: 性的な性質の高い商品や性的サービスの販売は禁止されています。

5. 食品、サプリメント: セット内容や表記が偽の場合、消費者を混乱させる場合、販売が禁止されています。

さらに詳しく知りたい方は、こちらで確認してください。

ショッピング機能の利用手順

ショッピング機能を利用できるまでの手順を解説するので、利用を考えている方はぜひ参考にしてください。

導入に必要な条件を確認する

先ほど解説したショッピング機能を利用する上での利用条件を満たしているかどうかを確認しましょう。

Instagramアカウントをビジネスアカウントに切り替える

ショッピング機能を利用するには、Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替える必要があります。

切り替える方法は、以下の通りです。

ステップ1:プロフィール右上の三本線をタップする。

Instagramのホーム画面

ステップ2:「設定」をタップする。

Instagramの設定選択画面

ステップ3:「アカウント」をタップする。

Instagramのアカウント選択画面

ステップ4:「プロアカウントに切り替える」をタップする。

Instagramのプロアカウント選択画面

ステップ5:カテゴリを選ぶ。

Instagramのプロアカウントのカテゴリ選択画面

ステップ6:「ビジネス」を選択する。

Instagramのプロアカウントのビジネス選択画面

facebookページと連携する

ショッピング機能を利用する際は、Facebookページを作成して、Instagramと連携する必要があります。

※Facebookのアカウントとは、別物なので注意しましょう。

Facebookページについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ステップ1:Facebookにログインする。

Facebookログイン画面

ステップ2:「Facebookページを作成」をタップする。

新しいFacebookページを作成画面

ステップ3:ページのタイトルを決める。

新しいFacebookページのタイトル作成画面

商品カタログを設定する

Facebookページからカタログを設定します。

※ECサイトのドメイン認証が未完了の場合は、先にドメイン認証を行ってください。

ドメイン認証画面

ステップ1:ここからショップ作成を行う。

https://www.facebook.com/commerce_manager/onboarding_landing

ステップ2:ショップの概要を設定する。

ショッピング機能のコマースマネージャ画面

ステップ3:必要事項を記入していく。

ショッピング機能のショップの概要記入画面
ショッピング機能のショップの概要記入画面

ステップ4:「カタログ」をクリックする。

ショッピング機能のコマースマネージャ画面

ステップ5:「アイテムを追加」をクリックする。

ショッピング機能のコマースマネージャのアイテム追加画面

ステップ6:必要事項を記入して、アップロードをする。

ショッピング機能のコマースマネージャのアイテム追加の必要事項記入画面

審査を申し込む

ショップの設定が完了したら、Instagramのアプリでショップの審査を申し込みましょう。

ステップ1:プロフィール右上の三本線をタップする。

Instagramのホーム画面

ステップ2:「設定」をタップする。

Instagramの設定選択画面

ステップ3:「ビジネス」をタップする。

Instagramのビジネス選択画面

ステップ4:「ショップを設定」をタップする。

Instagramのショップ設定選択画面

ステップ5:「開始する」をタップする。

Instagramのショップ開始画面

ステップ6:必要事項を記入していく。

Instagramのショップ設定の必要事項記入画面

ステップ7:チェックアウトの方法を選択する。

Instagramのショップ設定のチェックアウトの方法を選択画面

ステップ8:審査を申請する。

Instagramのショップ審査を申請画面

投稿にショッピングタグを付ける

審査が完了すると、商品をタグ付けできるようになるので、投稿画面で確認しましょう。

ネットショップを持っていない場合は?

次に「ショッピング機能を使いたいけど、自分のECサイトがない」という時の対処法をお伝えします。

まず結論から述べると、ECサイトを持っていなくてもECサイト作成サービスを通して自分のECサイトを作成すれば、利用することが可能になります。

ただし、注意点もあるので、必ず目を通してください。

楽天市場などのモール型ECサイトは使用できないので注意

ECサイトと言われると思い浮かぶのが、Amazonや楽天市場などだと思います。

これらは、モール型ECサイトと呼ばれているのですが、このモール型ECサイトはショッピング機能に使用することができないので注意しましょう。

Amazonや楽天市場などは簡単に自分の商品を出品することができますが、Instagramショッピング機能を利用する際は、別のECサイト作成サービスを使用するようにしましょう。

Instagramから楽天へうまく誘導して売上アップを図りたい方はこちらをご覧ください。

Facebook・Instagramのパートナープラットフォームを利用しよう

現在、ショッピング機能と連携できるサービスも増えてきています。

ECサイトを持っていない場合は、今から紹介するECサイト作成サービスを通して自分のECサイトを作成しましょう。

以下、パートナープラットフォームの例です。

Shopify

BigCommerce

ChannelAdvisor

CommerceHub

Feedonomics

CedCommerce

adMixt

DataCaciques

Quipt

Zentail

(引用:パートナープラットフォームからFacebookカタログにアイテムをインポートする|Facebookヘルプページ

審査が通らない原因

利用手順でお伝えしたように、ショッピング機能を利用するには審査が必要ですが、もしかしたら審査が通らないという時も出てくると思います。

そんな時のために、審査が通らない時に考えられる原因を紹介するので、もし審査が通らない場合は参考にしてみてください。

また、審査を受ける上でのチェックリストにも活用してください。

ビジネスアカウントに変更していない

Instagramとfacebookページのどちらかもしくは両方がビジネスアカウントに変更されていない場合は、審査が通りません。

Instagramとfacebookページのアカウントをもう一度確認しましょう。

Facebookのアカウントが上限に達している

facebookには作成できるアカウントの数に上限があります。

上限に達していると新規でビジネスアカウントを作成することができないので、Facebookのアカウント数を確認してみましょう。

InstagramとFacebookがリンクされていない

InstagramとFacebookがリンクしていないと審査で落ちる可能性があります。

InstagramとFacebookが確実に連携されているか確認しましょう。

ECサイトのドメイン認証がされてない

運営しているECサイトのドメインが認証されないと「自分のECサイトである」ということが証明できないため、審査で落ちる可能性があります。

利用できない商材を取り扱っている

先ほど紹介した販売できない商品を取り扱っていると審査が通らないので、自分が販売する商品が「利用できない商材」に当てはまっていないかどうかをこちらで確認しましょう。

商品の説明が不足している

販売する商品の説明が不足していると審査で落とされる可能性が高まります。

再度、商品説明の欄を確認して、説明を追加してみましょう。

フォロワー数が少ない

Instagramのアカウントのフォロワーが少ないと、審査が通りにくい傾向にありみたいです。

フォロワー数を増やしてから審査を受けましょう。

Instagramショッピング機能を利用した成功事例

最後に、実際にInstagramショッピング機能を利用した成功事例を紹介するので、ショッピング機能活用のアイデアの1つの参考にしてください。

Francfranc(家具、インテリア雑貨)

家具、インテリア雑貨を通して多彩なデザインと自由なスタイリングで心地よい毎日を提案するインテリアショップであるFrancfranc(フランフラン)は、リール動画にショッピング機能を利用しています。

ウリであるお皿のデザインが伝わるように、あらゆる角度からお皿のデザインを映して、商品のディティールがわかる工夫を施しています。

FrancfrancのInstagramとショッピング機能
参考:Francfranc

beams(大手セレクトショップ)

国内大手のセレクトショップであるbeams(ビームス)では、コーディネートを載せた投稿にショッピング機能を利用しています。

オシャレなモデルがかっこよく商品を着こなしているのでユーザーが「どんなコーディネートをすればいいのか」ということをイメージしやすくなるため、ユーザーの購買のきっかけになります。

beamsのInstagramとショッピング機能
参考:beams

BOTANIST(天然植物由来成分と水にこだわった化粧品)

自然派のシャンプーや化粧水等を販売するメーカーであるBOTANIST(ボタニスト)は、季節限定商品をインスタに投稿してショッピング機能を利用しています。

季節限定の商品は、ユーザーにも目が止まりやすく多くの購買が見込めるでしょう。

BOTANISTのInstagramとショッピング機能
参考:BOTANIST

DanielWellington(スイスの時計ブランド)

現在も流行にとらわれないデザインは多くの人を惹きつけるカジュアルウォッチブランドであるDanielWellington(ダニエル ウェリントン)では、bブランドイメージ通り洗練された雰囲気の投稿で、ショッピング機能を利用しています。

モノクロの背景のため商品である時計がとても目立つようになっているので、ブランドの世界観が好きな方の購買率が高まるでしょう。

DanielWellingtonのInstagramとショッピング機能
参考:DanielWellington

Gilt Japan(日本最大級の会員制ファミリーセール・サイト)

日本最大級の会員制ファミリーセールサイトである「Gilt」では、サイトの最大の特徴である「高級ブランドの値下げ」を全面に押し出しています。

ユーザーにとって、大幅な割引は気になる情報であるので効果的なショッピング機能の使い方だと言えます。

Gilt JapanのInstagramとショッピング機能
参考:Gilt Japan

ZOZOTOWN(日本最大級のファッション通販)

多くのブランドの商品を扱うことが強みで、日本最大のファッションECサイトであるZOZOTOWNでは、ほぼすべての投稿にショッピング機能を利用しています。

どの投稿を見て、ユーザーが購買行動を起こすか予測できないのでこれも効果的な使い方と言えます。

ZOZOTOWNのInstagramとショッピング機能
参考:ZOZOTOWN

Jane(ブラックマーケットプレイス運営)

ブティックマーケットプレイスを運営するJaneは、2020年11月〜12月のホリデーシーズンにInstagramショップの売上を増やすことに成功しました。

顧客のニーズを分析して、それに合わせたショッピングタグを作成した結果、300万円近くの売上に繋がりました。

JaneのInstagramとショッピング機能
参考:https://business.instagram.com/success/2-jane/

GrowUs(韓国のヘアケアブランド)

海から得た水、ミネラル、オーガニック成分を利用して体のバランスを自然に整えるタラソテラピー(海洋療法)を取り入れたヘアケアブランドGrowUsでは、商品タグ付きの動画広告経由で商品を購入した人による、カートに商品を追加した回数の増加しています。

動画を視聴しなかった人と比べて3.7倍の違いが出たそうです。

GrowUsのInstagramとショッピング機能
参考:https://business.instagram.com/success/growus/

まとめ

いかがでしたか?

ショッピング機能を利用するには、正しく手順を踏まないと利用できないので今回解説した審査方法は確実に把握しましょう。

また、利用条件内でショッピング機能を使うことができないので注意しましょう。

ショッピング機能を上手に使うことで売上を大幅に上げている事例もあるので、今回の記事をきっかけでぜひショッピング機能を活用してみましょう。