・LINE公式アカウントでA/Bテストってできるの?
・LINE公式アカウントでのA/Bテストの実施方法は?
・A/Bテストを実施する際に注意すべきポイントは?
本格的にLINE公式アカウントを運用していく上で、どんなメッセージが反応取れるのかを見極めていくことがとても重要になってきます。
そんな時に、「A/Bテスト」というマーケティングの手法が重要になってきます。
ご覧になっている方の中には「A/Bテスト」に馴染みがない方がいらっしゃるかもしれませんが、実はLINE公式アカウント上でA/Bテストが実施可能ということはあまり知られていないない事実です。
そこで今回の記事では、LINE公式アカウント上でのA/Bテスト実施方法や注意点を解説していくのでぜひ参考にしてください。
目次
LINE公式アカウントのA/Bテスト機能とは?
LINE公式アカウントのA/Bテスト機能では、2通以上の複数のメッセージを指定した割合のユーザーに振り分けて配信して、どのメッセージが一番反応がよかったのかを検証することができます。
また、最も反応がよかったメッセージをまだ配信を行っていないユーザーに配信することも可能です。
例えば、友だち数が5000人いるアカウントで、2000人にA/Bテストを実施するとします。そこで最も反応がよかったメッセージを残りの3000人に配信することができます。
反応が取れるかわからないメッセージを5000人に配信するよりも、複数パターンのメッセージを用意し、反応率を検証した上でメッセージを配信した方が確実に反応の取れると言えます。
このように事前にテストを行えば、無駄にメッセージを送ることを防げるので効率良くLINE公式アカウントを運用していく上で、A/Bテストは重要になってきます。
LINE公式アカウントでのA/Bテストの実施方法
LINE公式アカウントでのA/Bテストの実施手順と効果測定の方法を解説します。
配信方法
ステップ1:ホーム画面からメッセージ作成配信画面に飛びます。
ステップ2:「高度な設定」から「A/Bテスト作成」にチェックします。
①管理用ラベルを設定します。ユーザーには表示されません。
②A/Bテストを実施する割合を設定します。
③A/Bテストメッセージの配信対象数を確認します。
・対象ユーザー・・A/Bテストの対象者数
・バリエーションあたり・・バリエーション1つあたりの配信数
・対象外ユーザー・・A/Bテストメッセージを配信しない対象者数
ステップ3:メッセージをバリエーションごとに作成します。
①クリックすると、バリエーションを追加することができます。最大4つまで追加できます。
②バリエーションごとのタブです。黒色が現在のバリエーションの設定画面になります。
「▼」をクリックすると削除やコピーが選択できます。
③管理用のラベルを設定できます。ユーザーには表示されません。
④メッセージを作成できます。
⑤クリックするとメッセージを追加できます。最大3つまで追加できます。
ステップ4:設定が完了したら、「配信」をクリックします。
効果測定方法
配信が完了すると、「分析」に結果が表示されるのでリストから最も反応が良かったメッセージを確認しましょう。
A/Bテストを実施する際の注意点
A/Bテストを実施する上で注意点があるので解説します。
ターゲットリーチが5000人以上でしか使えない
A/Bテスト機能は、ターゲットリーチが5000人以上にいないと使用することができません。
A/Bテストは一定数に向けて実施しないと信憑性のある効果を得られることができませんので、まずは集客に力を入れましょう。
スマホからは利用できない
A/Bテスト機能は、スマホのアプリ版では利用できないので利用する際は、必ずweb版にログインして利用するようにしましょう。
オススメのA/Bテスト検証ポイント
A/Bテストをする際に優先的に実施すべきポイントを解説するのでテストを実施する際に参考にしてください。
メッセージを送る順番
複数のメッセージを送る場合、どの順番でメッセージを配信するかで反応率に大きな差が生まれます。
下の画像のように、複数のメッセージを送ると、「メッセージ3」がユーザーに最初に表示されます。
つまり、一番ユーザーに反応が取れそうなメッセージを「メッセージ3」に配置することで高い開封率を叩き出すことが可能になります。
メッセージを複数用意して検証してみましょう。
画像や動画
画像や動画はユーザーからの反応率を高める上で重要な要素になってきますが、どんな画像や動画が高い反応率を出せるのかを検証してみるのもオススメです。
マーケティング業界の中でも画像を変えただけで反応率が2倍3倍変わったという事例も存在しているので、A/Bテストを実施した上で最も反応が取れる画像や動画を模索してみましょう。
最後の文言
最後の文言とは、主にサイトや申し込みへ誘導する文章のことを指します。
最後の誘導文はサイトへのアクセス数や申し込み数を増加させる上でもかなり重要になってきます。
例えば、無料サンプルの申し込みを誘導する際に、「無料サンプルを配布」と書くか「無料モニター募集」と書くかで反応率に差が出たという事例も存在しています。
誘導する文章を自社のサイトや商品の内容に合わせた最適な物にしないと高い反応率を出すのは難しいので、何度もA/Bテストを実施して最適な文言を見つけてみましょう。
メッセージフォーマット
どんな種類のメッセージを送るのかも反応率を高める上で重要です。
例えば、リッチメッセージを送るのかカードタイプメッセージを送るのかというのが一番わかりやすい事例だと思います。
自社が伝えたい内容が最も伝わりやすいのが、リッチメッセージなのかカードタイプメッセージなのかを見極める上でもA/Bテストを実施して検証を重ねるべきです。
また、リッチメッセージを送るべきなのかカードタイプメッセージを送るべきなのかは、各々の特長を理解した上で判断すべきなので、こちらも合わせてご覧ください。
リッチメッセージ
カードタイプメッセージ
まとめ
いかがでしたか?
LINE公式アカウントの運用を効率的に行い、そして高い成果を出すためにもA/Bテスト機能を活用することが重要だということがご理解いただけたかと思います。
A/Bテスト機能を使用するには、ターゲットリーチが5000人以上必要という条件がありますので、まだターゲットリーチが5000人以下の方はまずは集客に力を入れましょう。
そして、何度もA/Bテストを重ねて、高い反応率を出せる自社だけのオリジナルのメッセージを見つけましょう。
今後、A/Bテストを実施する際はぜひ今回の記事を参考にしてください。