・認証済みアカウントって何?
・認証済みアカウントにするとどんなメリットがあるの?
・どうやって申請したらいいの?
LINE公式アカウントは、一定の審査を通過すると「認証済みアカウント」になることができます。
「認証済みアカウント」にしかできないことが存在するので、本格的にLINE公式アカウントを運用していく上では、「認証済みアカウント」にしておくことも有効だと思います。
今回の記事では、「認証済みアカウント」のメリットやデメリット、そして審査の申請方法を解説していきます。
目次
LINE公式アカウントの認証とは?
LINE公式アカウントの認証とは、LINEが独自で定めているライセンスのことです。
LINE公式アカウントには、「未認証アカウント」と「認証済みアカウント」の2種類あります。
認証済みアカウントは、LINEの審査を通過したアカウント(アカウント開設後に申請)のことです。未認証アカウントは、個人・法人を問わず、審査なしで作成できるアカウントのことです。
認証済みアカウントは、画像のように青色のバッチが付くほか、多くのメリットがあります。
どちらのアカウントも利用料金は同じですので、フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの中から選択する必要があります。
LINE公式アカウントの詳しい料金体系はこちらをご覧ください。
※2023年6月から料金体系が変更されるので、こちらも合わせてご覧ください。
認証を受けるための審査基準
認証済みアカウントの開設には審査が必要です。審査は以下の基準で実施されます。
1. LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
2. 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか
3. 利用規約第18条「禁止行為」各号に該当するおそれがないか
4. 当社が独自に定める審査基準を満たすか否か
5. 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか
※当社はお客さまに対し、審査結果およびその理由について説明する義務を負わないものとします。
引用:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190829/
また自社のサービスが以下に該当する場合は、アカウントの提供を認めない、又はアカウントの提供を停止する等の措置を取られる場合がありますので注意しましょう。
開設できないサービス・業種などについて
■出会い
【開設できないケース】
街コンイベント会社、相席居酒屋、出会いパーティー、ライブチャット、インターネット異性紹介事業
■アダルト
【開設できないケース】
性風俗店、メンズエステ、アダルトショップ、ストリップ劇場、膝枕耳かき店、JKビジネス
■連鎖販売取引
【開設できないケース】
ねずみ講、マルチ商法・MLM、ネットワークビジネス
■販売方法
【開設できないケース】
・人間の不安・不幸・射幸心につけ込んで商品等を販売するもの
・違法とされる営業方法で商品等を販売するもの
・科学的な根拠が乏しい商品等を販売するもの
これらは一例なので、申し込みを行う前に「LINE公式アカウントガイドライン」を確認することをおすすめします。
認証済みアカウントのメリットとデメリット
認証済みアカウントにすることのメリットとデメリットについて解説します。
メリット(認証済みアカウントでできること)
認証済アカウントのバッジ(青色)が付与される
バッチの色がアカウントが認証済みか未認証かを見分ける要素になっています。
審査を通過したアカウントには、認証済みの証として青色のバッチが付与されます。
トーク画面やプロフィール画面などにも表示されるため公式のアカウントであるという安心感をユーザーに与えることができます。
LINEアプリ内の検索結果に表示される
通常、LINE公式アカウントを追加してもらうには、QRコードを読み込むかアカウントIDを入力してもらうなど、こちらから追加してもらう動きをする必要があります。
しかし、認証済みアカウントではあれば、LINE内の友だち検索結果に表示させることができます。
これによって、こちらから友だち追加のアクションを促さなくとも友だち数を増やすことが可能になります。
例えば、「パスタ」で検索するとアカウント名に「パスタ」が入っているLINE公式アカウントの一覧が表示されます。
販促用ポスターデータが無料でダウンロードできる
認証済みアカウントになると、LINE公式アカウントの管理画面から販促用のポスターデータを無料でダウンロードできるようになります。
店頭などにポスターを設置しておけば、来店してくれた人に対してLINE公式アカウントの存在を周知でき、友だち追加を促すことが可能になります。
認証済みアカウントは以下の3種類からデザインや目的別にポスターデータを選択することができます。
また未認証アカウントはキャラクターの掲載がないポスターデータのみダウンロードが可能です。
有料の販促ツールを購入できる
ポスターデータ以外にも、さまざまな販促ツールを購入できるようになります。
卓上に置ける三角POPや、お店の入り口付近に貼ることができるステッカーなどがあります。
こういった販促ツールを活用することで、ユーザーが自社のLINE公式アカウントの案内に目が触れる回数を増やすことができます。
「友だち追加広告」が利用できる
認証済みアカウントになると、トークリストやLINE NEWS、LINE VOOMなど、LINEアプリ上に友だち追加を促す広告が出稿できる「友だち追加広告」の利用が可能になります。
広告では、年齢や性別などを指定してその属性だけに表示するように設定することが可能なので、質のいいユーザーを増やすことが可能です。
友だち追加広告の詳細はこちらをご覧ください↓
https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/cpf/
支払い方法として、クレジットカードに加えて請求書決済が選択可能になる
ライトプランやスタンダードプランといった有料プランを利用する際、クレジットカード支払いのほかに、決済サービス「Paid」を通じた請求書での決済が選択できるようになります。
デメリット
アカウントが強制停止になる場合がある
認証済みアカウントにすることは多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
一番のデメリットは、審査を受けた際にアカウントの提供を停止する等の措置を取られる場合があることです。
通常で使う場合は、何も問題もなかったのに審査を受けた結果、アカウントが強制停止になる可能性もあるので、もし審査を申請する場合は十分に検討することをオススメします。
また最近では、上記で説明した以外のサービスのアカウントも強制停止になる場合もあるみたいなので頭の片隅に置いておきましょう。
クローズドな空間ではなくなるクローズドな空間ではなくなる
LINE公式アカウントの運用目的によっては、デメリットになる場合もあります。
認証済みアカウントになると、検索に表示されるので一部の人に限定的に公開したいアカウントには認証をおすすめしません。
会員制のお店だったり、ファンクラブだったりとクローズドな運用をする場合は、未認証のまま運用するようにしましょう。
審査を受けるための手順
認証済みアカウントになるための審査の手順を解説するので申請する際は参考にしてください。
・PCから行う場合
ステップ1:「設定」をクリックする。
ステップ2:「アカウント認証」をクリックする。
ステップ3:説明を読み、一番下の「アカウント認証を申請する」をクリックする。
ステップ4:必要事項を記入する。
・スマホから行う場合
ステップ1:「設定」をタップする。
ステップ2:「アカウント」をタップする。
ステップ3:「認証ステータス」をタップする。
ステップ4:「アカウント認証をリクエスト」をタップする。
ステップ5:説明を読み、一番下の「アカウント認証を申請する」をクリックする。
ステップ6:必要事項を記入する。
審査を受ける際の注意点
審査を受ける際の注意点を解説します。
申請時に不備があると、認証済みアカウントが取得できないので申請する際は必ずチェックしておきましょう。
申し込みフォームを正しく記入する
アカウント名に店舗の正式名称を設定する
アカウント名が検索対象になるので「アカウント名」には店舗の正式名称を記入しましょう。
認証審査の申請後は、アカウント名を変更できませんので注意してください。
【注意事項】
・アカウント名は、アカウントの内容を正確に表している必要があります。
・20文字以内で入力しましょう。
・アカウント名は、友だち検索に利用されるLINE IDとは異なります。
・個人名では認証済みアカウントは作成できません。
メールアドレス、電話番号、氏名を正確に入力する
登録したメールアドレスや電話番号に連絡が来る場合もありますので、正しく記入しましょう。
また、本人確認される場合もありますので、氏名もフルネームで記入するようにしましょう。
URLの記入欄にホームページ・SNS、情報掲載サイトなどのURLを入力する
URL記入欄には、店舗の情報が記載されているページのURLを入力しましょう。
ホームページ以外も、店舗の情報が載っている情報サイトや予約サイトがあれば入力しておきましょう。
認証審査には5~10営業日かかる
審査には、5~10営業日かかります。
またその間の審査状況の問い合わせもできないので把握しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
認証済みアカウントを取得することで、公式のアカウントであるという証明にもなりますし、その結果ユーザーに安心感を与えることができるなどの多くのメリットがあることをご理解いただけたかと思います。
ただ、デメリットも存在しているので、自社の運用目的を検討した上で認証済みアカウントにした方が成果が上がりそうだと判断した場合は、ぜひ審査の申請を行ってみましょう。
審査は無料で行えますので、審査を受ける際はぜひ今回の記事を参考にしてください。