【2023年最新】 LINE公式アカウントの作り方から運用方法を2分で徹底解説!

2023年最新 LINE公式アカウントの作り方から運用方法を2分で徹底解説

この記事では公式LINEアカウントの作り方から運用方法、運用前に知っておくべき機能や特徴を網羅的に解説していきます。

公式LINEアカウントを作りたい!
・でもどうやって作ればいいのか分からない
・運用する上で知っておくべきことって何?

このような悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

目次

LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは、企業や店舗が運営するために作られたビジネス用のLINEアカウントです。

LINEで簡単に販売促進を行うことが出来るため、様々な業種・業態で取り入れられ売上増加や顧客満足度の向上が期待できます。

LINE公式アカウントの作成に必要なものはスマホやパソコンのみです。

LINE公式アカウントの作り方 (パソコンで作成する場合)

ステップ1:LINE公式アカウントの公式ページを開く

まずこちらの「LINE公式アカウントページ」を開きます。

ページを開くと「LINE公式アカウントの開設(無料)」というボタンがあるのでそちらをクリックします。

LINE公式アカウントの公式ページにあるトップ画面
引用元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/local-business/

ステップ2:LINEビジネスIDを登録する

次にLINE公式アカウントの作成に必要な「LINEビジネスID」を登録します。

「LINE公式アカウントの開設(無料)」ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されるので「アカウント作成」をクリックしてください。

LINEビジネスIDの取得画面

すると以下の画面が表示されるので「LINEアカウントで登録」「メールアドレスで登録」を選択してください。

LINEビジネスIDの登録時の選択画面

*どうしても普段のLINEアカウントとビジネス用のLINEアカウントを連携させたくない場合は、メールアドレスで登録すると良いでしょう。

ただし、LINEアカウントでログインが必須なサービスもあるため、基本的には「LINEアカウントで登録」をオススメします。

ステップ3:LINEビジネスアカウントを作成する

LINEビジネスIDが登録されたら管理画面(LINE Official Account Manager)にログインすることができます。

管理画面からLINE公式アカウントの必要事項を設定しましょう。

LINE公式アカウント作成画面

「アカウント名」「会社/事業者名」「メールアドレス」に関してはアカウント作成後に変更することもできます。

必要事項を記入後に確認ボタンをクリックします。内容に問題がなければ完了ボタンをクリックして申し込み完了です。

これでLINE公式アカウントは作成されました。

ステップ4:認証済みアカウントの申請をする(任意)

上記のステップで作成されたアカウントは「未認証アカウント」になりますが、LINE公式アカウントには「認証済アカウント」というもう1つのアカウントプランがあります。

「認証済アカウント」になると、LINE公式の青色バッジがついてLINEアプリ内で検索対象になったり請求書決済が利用できるようになったり、様々なメリットがあります。

認証済アカウントにしたい場合は、申請と審査が必要になります。

「申し込み完了」画面下部に設置されている「アカウント認証をリクエストする」を選択してください。

すると申し込みフォームが表示されるので、必要事項を記入して申請完了です。


※審査期間は通常、10日前後かかります。

認証済みアカウントについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

LINE公式ビジネスアカウントの作り方(スマホで作成する場合)

次にスマホでLINE公式ビジネスアカウントを作成する方法を紹介します。

スマホでLINE公式ビジネスアカウントを作成する場合、専用のアプリでアカウントの管理・運用を簡単に行うことができます。

ステップ1:アプリをダウンロードする

まずは以下からアプリのダウンロードをしましょう。

ステップ2:LINEアプリでログインする

アプリをダウンロードしたら、「LINEアプリでログイン」をタップしてください。

LINEアプリの表示画面

次に以下の認証画面に切り替わるので、「許可をする」をタップしてください。

LINE公式アカウントとLINEの連携を許可

続いて以下の画面が表示されるので、「確認」をタップしてください。

すると、LINE公式ビジネスアカウントのアプリが起動します。

LINE公式アカウントのアプリを開く画面

ステップ2:LINEビジネスアカウトを作成する

アプリが起動したら、アカウント作成の必要事項を入力してLINEビジネスアカウントを作成しましょう。

LINE公式アカウント作成時の必要事項記入欄

以上でスマホでのアカウントの作成は完了です。

LINE公式アカウント作成後にやるべき基本設定

次に、アカウント運用を始めるためにやるべき基本設定について紹介します。

プロフィール設定

プロフィールとは、ユーザーが友だち追加をする際に必ず目にする画面で、いわばお店の看板です。魅力的にすればするほど友だち追加率も上がります。

お店のイメージが分かるようなアイコン画像を設定し、友だち追加することのメリット等を記入しておきましょう。

ローソンのプロフィール画面
(プロフィールを開いた瞬間、お店のコンセプトやビジネスの魅力が伝わるようにしましょう。)
引用元:https://line.me/R/ti/p/@lawson?from=page

あいさつメッセージの設定

あいさつメッセージとは、友だち追加をしてくれたユーザーに自動で送られる1通目のメッセージのことです。

追加した瞬間に自動で送られるため、極めて高い確率で読まれるメッセージになります。

サンプルのあいさつメッセージ例

あいさつメッセージのサンプル画像

あいさつメッセージで送るべき内容

  • 企業や店舗の紹介
  • 追加してくれたことへの感謝
  • 今後配信する情報について
  • お礼のプレゼント など

あいさつメッセージについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

リッチメニュー

リッチメニューとは、トーク画面上の下部に固定表示されるメニュー機能のことです。

画面の3分の1程度の大きさを占めるので、視覚的に訴求が伝わりやすいです。

ホームページや予約ページなど誘導を促したいアクション先を設定すると効果的です。

リッチメニュー画面

リッチメニューについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

リッチメニューを作る際は、こちらのテンプレートもご活用ください。

メッセージテスト配信

メッセージテスト配信とは、メッセージがしっかり送れるか確認するための配信テストのことです。

テスト配信はメッセージの誤送信や内容確認のチェックに役立ちます。今後の運用のためにも使い慣れておきましょう。

テスト配信時の選択画面

LINE公式アカウントの主な機能

この項目ではLINE公式アカウントを運用するため、主な機能でそれぞれ何ができるのかを解説します。

メッセージ配信

メッセージ配信は、アカウントを友だち追加してくれたユーザーに作成したメッセージを配信する機能です。

テキスト・スタンプ・画像・動画・クーポンなど様々な表現でユーザーにメッセージを届けることができます。

メッセージの配信頻度や配信時間は自分で設定することができます。

公式の推奨配信頻度は月に2〜4回、配信時間もジャンルに応じて様々ですが、ターゲットの生活リズムに合わせて戦略を作ることが重要です。

(参考:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180703-01/

メッセージ配信について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

チャット機能

チャット機能は、一般的なLINE同様ユーザーと1:1で会話ができる機能です。

ユーザー1人ひとりに対して丁寧なコミュニケーションを行うことでサービス満足度の向上が期待できます。

普段使い慣れているLINEでのやり取りは気軽に相談や問い合わせができるため、心理的ストレスが軽減されます。

チャット機能を利用したい場合:

  • 「応答設定」から応答モードを「Bot」ではなく、「チャット」に選択してください。

チャット機能について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

LINEコール

LINE公式アカウントに無料で通話ができる機能です。緊急の要件を伝えたり、テキストメッセージだけでは伝わりにくい内容を補足したい時に活用すると便利です。

LINEコールを有効にしたい場合(スマホ):

  • 1:管理アプリで「チャットタブ」をタップします。
  • 2:右上にある歯車マークをタップすると「チャット設定」が表示されます。
  • 3:「電話」の項目をタップして「LINEコール」の項目をONにすると利用可能です。

LINEコールを有効にしたい場合(パソコン):

  • 1:画面上部にある「チャット」タブをクリックします。
  • 2:左側にあるメニューバーの歯車マークをクリックし、「チャット設定」を開きます。その後、「電話」タブをクリックします。
  • 3:LINE通話を「利用する」を選択すると利用可能です。

LINE VOOM(旧タイムライン機能)

LINE VOOMは、投稿したショート動画やテキストをフォロワーに向けて発信することができる機能です。

「“好きが、つながる。”」のコンセプトのもと、気に入った動画にリアクションやコメントを送ったり、そのままLINE上で友だちにシェアすることができます。

LINEVOOMについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

クーポン

LINE上で使用できるお得なクーポンを作成することができる機能です。

実店舗で渡される紙の割引券やクーポンのいわゆる電子版になります。

友だち追加してくれたユーザーにだけお得なクーポンを提供することで集客や販売促進が期待できます。

クーポンついて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

リサーチ

リサーチとは、投票形式やアンケート形式でリサーチ結果を集計し、ユーザーの意見を集めることができる機能です。

実施期間や回答形式を選択して、目的に応じた情報をリサーチすることができます。

質問は「単一回答」「複数回答」の2つの内から選ぶことができます。(選択肢はそれぞれ最大10個設定が可能。)


また認証済みアカウントになると「自由回答」(ユーザーがテキスト等で自由に回答できる)の質問を作成することも可能です。

リサーチ機能について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

分析

友だち追加数やブロック数、ユーザーの属性やメッセージに関する統計情報を管理画面で見ることができる機能です。

闇雲にアカウント改善をするのではなく、データを元に問題を見出し改善していくことで反応率やユーザー維持率を高めることができます。

分析機能について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

LINE公式アカウントのログイン方法

作成したLINE公式アカウントにログインするには、管理画面ログイン|LINE for Businessにアクセスしてください。

またスマホの場合は、アプリをインストールすればいつでもログイン可能です。

LINE公式アカウントを運用する7つのメリット

次にLINE公式アカウントを運用するメリットをご紹介します。

LINE上での通知なので見てもらいやすい

LINEの月間利用者数9,200万人のうち、1日に1回以上利用するユーザーは85%(2021年12月末時点)現代人の多くは、毎日LINEを利用しています。

そのためLINE上で送られてくる通知やメッセージは他の様々な広告媒体よりも圧倒的に見てもらいやすいです。

無料ですぐに始められる

LINE公式アカウントは無料ですぐに始めることができます。導入コストがない分、費用対効果は極めて高いと言えるでしょう。

有料プランに移行するにしても、まずは無料で始めてどれくらいの販売促進効果が期待できるのかテスト運用することができます。

ユーザービリティが高い

スマホの普及率が80%を超えたデジタル社会では、スマホ向けのコンテンツやデザインに特化したサービスが最もユーザビリティが高い(使い勝手が良い)とされています。

つまり公式LINEを活用した情報伝達は現代人にとってストレスや負担が少なく、ユーザビリティの高い「求められるコミュニケーション手段」と言えます。

最新情報や有益な情報をすぐに届けられる

公式LINEは好きなタイミングで指定のユーザーに向けてメッセージを届けることができるため、速報の最新情報を気軽に届けることができます。

また、無闇に一斉送信ばかりするのではなく、適切なターゲットに絞ってそれぞれに合った有益な情報を届けることも可能です。

1対1のコミュニケーションができる

公式LINEのチャット機能を使えばユーザーと1対1でコミュニケーションを取ることができます。

丁寧な対応は顧客満足度の向上に繋がり、リピーターの増加や販売促進も期待できます。

顧客との信頼関係を築きやすい

LINEという身近な媒体を使うことで顧客との距離が近づき、信頼関係を築きやすくなります。

お問い合わせメールや電話とは対照的に、家族や友人と気軽に話す感覚でチャットにメッセージを送り親密なコミュニケーションを取れるのは公式LINEならではと言えます。

自動化やコスト削減につながる

あいさつメッセージや応答メッセージといった機能を使えば定型文のやり取りでカスタマーサポートを自動化することができます。

また予約システムやLINEチラシの導入によりアナログ的なやり方で使われる余分な経費(印刷代や人件費等)の削減も期待できます。

LINE公式アカウントを運用する際の料金・プラン

この項目ではLINE公式アカウントを運用する際の料金やプランについて解説していきます。

3つの基本料金プラン

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。

月額固定費0円の「コミュニケーションプラン」、月額5,000円の「ライトプラン」と月額15,000円の「スタンダードプラン」です。

それぞれプランに応じて無料メッセージ通数の上限が設定されています。

LINE公式アカウントの料金プラン表

引用:https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/technique/20200204/

追加メッセージ料金について

プランごとに設定されているメッセージの上限を超えると追加メッセージ料金が発生します。

具体的には、「1通につき3円の加算」となります。

すべてのメッセージ配信が課金対象ではない

LINE公式アカウントには様々なメッセージ機能があります。しかし全てのメッセージ配信が追加メッセージ料金の対象となるわけではありません。

【課金対象とされるメッセージ】

  • メッセージ配信(セグメント配信含む)
  • プッシュメッセージ(1対1)
  • マルチキャストメッセージ(1対多:ユーザーID指定)
  • ナローキャストメッセージ(1対多:絞り込み配信)
  • ブロードキャストメッセージ(1対多:すべての友だち)

 【課金対象にされないメッセージ】

  • LINEチャットの送受信
  • 応答メッセージ
  • AI応答メッセージ
  • あいさつメッセージ
  • クイックリプライ

料金シミュレーション

こちらはLINE社が公開している「LINE公式アカウント 通数費用シミュレーター」です。

友だちの人数とメッセージ配信回数の想定値を入力することで料金シミュレーションとおすすめのプランを確認できます。

プレミアムIDの購入

プレミアムIDとは、あらかじめランダムで設定されている公式LINEのIDを自分の好きな文字列に変更することができる有料プランのIDのことです。

自分のお店やビジネスの名前を含めることでユーザーに覚えてもらいやすいIDを作成することができます。

費用は月額100円(税別)/または年額1,200円(税別)と非常にリーズナブルです。

LINE公式アカウントにログインして、「設定」からアカウント設定を開き、IDの項目からいつでも購入することができます。

LINE公式アカウントを運用する際の5つのポイント

作成したLINE公式アカウントを運用する際のポイントを5つまとめました。

目的を明確にする

このLINE公式アカウントは何のために運用するのか?まずは目的を明確にすることです。

「新規顧客の獲得」「既存顧客の来店を促したい」「ユーザーとのコミュニケーションを円滑にして潜在的なニーズを知りたい」など、

どのような目的を達成したいのか明確にすることで具体的にどんな施策を作るべきかが見えてきます。

ターゲットを設定する

目的を決めたら、その目的を達成するためにターゲットにするべき人物はどんな人か設定しましょう。

ターゲットを決めたらその客層が何に興味関心を抱いてて、どんな情報やコンテンツを求めているのかしっかりと調査することです。

調査結果を元に、届けるべきメッセージを送ることで魅力的なアカウントを作ることができます。

目的に合わせたKGI・KPIを設定する

目的を数値(KGI・KPI)化して測定できるようにしましょう。つまり、何がどうなったら目的が達成されたのかという指標を数値を使って具体的に設定しておくことです。

例えば、新規顧客の獲得」を目的としたらLINE経由での月間新規顧客50人を達成するといったKGIを作ります。

そしてそのKGIを達成するために必要な要素として例えば、アカウントの友だち数を1000人獲得するといったKPIを設定します。

このように目的に応じたKGI・KPIを設定して運用中の課題認識や改善施策をスムーズに行えるようにしておきましょう。

競合のLINE公式アカウントを分析する

課題や施策を見出すために競合のLINE公式アカウントを分析してみましょう。

実際に競合他社がどんな施策で友だちを増やしたり、来店客数を増やしたりしているのか知ることで自社の運用に活用することができます。

また友だち追加時のメッセージ、メニュー画面の豊富さなどアカウント設計やデザイン性も調査して業界や市場のニーズや顧客に求められる利便性に気づくヒントにしましょう。

具体的な運用戦術を作る

目的や競合分析を踏まえて具体的な運用戦術を作りましょう。

具体的にはアカウントのコンセプト作り、運用する際の調整ルール、どのような訴求に対してどんな施策を作るのか等を明確にすることです。

例えば「顧客や見込み客との信頼関係をより築きたい」のであれば1対1でのチャット機能は必要になりますし、

「リピーターの増加を目指す」のであれば既存顧客向けのお得なクーポンを作成したり、リッチメニューに予約機能を設定したりすることで運用効果が期待できます。

このように目的に応じて取るべき運用や施策を考えていくことです。

まとめ

この記事では公式LINEアカウントの作り方から運用法までを具体的に解説をしました。

無料で誰もが気軽に作成できることがお分かり頂けたと思います。

ぜひ記事を参考にアカウント作成をして実際に運用を始めてみてください。