LINE公式アカウントのビジネス活用事例10選!効果的な活用方法も解説!

LINE公式アカウントのビジネス活用事例10選効果的な活用方法も解説

・LINE公式アカウントってどんなことができるの?
・LINE公式アカウントを導入したけど何をしたらいいの?
・LINE公式アカウントを効率的に活用するにはどうしたらいいの?

LINE公式アカウントをうまく使いこなすことができれば、集客や売上を向上させることができます。ただ、どんな風に活用していけばいいのか悩むと思います。

そこで、他社の成功事例を紹介しつつ、活用する際のポイントを解説します。

9業種10社の成功事例を紹介しますので、これからLINE公式アカウントを活用しようと思っている方はぜひ参考にしてください!

目次

1.LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントとは、月間9,200万人(2022年3月末時点)以上が利用しているコミュニケーションアプリ「LINE」を使って、

企業や店舗がユーザーに直接情報を届けることができるサービスです。

「LINE」は日本人口の7割が利用していて生活インフラとして日常的に使用されています。

そのため、サービスを導入している企業や店舗も多いため現代のビジネスにおいて必須サービスだと言えます。

1. LINE公式アカウントの利用料金

LINE公式アカウントが優れているのは、無料でアカウント開設ができ誰でもすぐに運用ができるという点です。

無料プランとしては、「フリープラン」、有料プランとしては「ライトプラン」「スタンダードプラン」があります。

無料プランと有料プランに機能の差はなく、月単位で送信できるメッセージ数に違いがあります。

それぞれの違いを表にまとめたので、参考にしてください。

LINE公式アカウントの料金プラン
参照元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/

2.ビジネスにLINE公式アカウントを利用すべき理由

ここでは、なぜビジネスにLINE公式アカウントを利用すべきかを解説します。

1.SNSが急速に普及している

(株)ICT総研がまとめた『2022年 SNS利用動向に関する調査』によると、

SNS利用者は年々増加傾向にあり、2022年度末には8270万人(普及率82%)に達する見込みだそうです。

日本におけるSNS利用者数のグラフ
参照:https://creatorzine.jp/news/detail/1254

また、同社が2020年7月に行った4400人を対象に行ったアンケート調査では、回答者の8割以上がSNSを「コミュニケーションツール」として利用していると回答しています。

そして、回答者の中で一番利用率が高かったのがLINEです。

主なSNSの利用率のグラフ
参照:https://creatorzine.jp/news/detail/1254

このような状況から「LINE」は新しい広告媒体として注目されています。

2.ユーザー数が多く顧客獲得に繋がりやすい

LINEは、月間9,200万人(2022年3月末時点)以上が利用していて、これは日本人口の7割にあたります。

この数字は、他のSNSに比べても圧倒的に多いと言えます。

ですので、より多くの人にアプローチできるという点でもビジネスに活用すべきだと言えます。

LINE公式アカウントの国内利用者数
参照:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-1/

3.メッセージが届きやすいため情報を見てもらいやすい

LINEは、ユーザーにメッセージが届きやすいという点も優れています。

LINEに似たサービスとしてメルマガがあります。

ただ、メール機能に関しては利用が減少しているのと迷惑メールなどの対策が強化されていて、なかなかユーザーに情報が届きにくくなっているのが現状です。

一方、LINEに関しては利用者も増加しており、配信したメッセージを事前に弾く機能もないので、メルマガと比較して届きやすいです。

3.LINE公式アカウントの企業活用事例

ここからは、業種別にLINE公式アカウントを導入して成果を上げた企業や店舗の実例を紹介します。

実例を見た方が今後の活用イメージが湧いてくると思うのでぜひ参考にしてください。

1.無料で2000問以上掲載して、友だち追加するだけで英検対策ができる「Gakken」の事例

学習塾など教育サービスを提供している学研は、英検の対策ができるLINE公式アカウント「Gakken英語合格トレーナー」を開発して、

サービス開始1ヶ月で1万人以上の中高生の登録を達成しています。

LINEを登録するだけで、トーク画面上で単語問題やリスニング問題を解くことができます。

また、解説動画も視聴することができてかなり学習しやすい環境を容易に手に入れることができます。

LINE利用者なら、新しいアプリをダウンロードする必要がないので気軽に利用できるのが好評なようです。

参照:https://www.gakken.co.jp/products-news/line%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%8Cgakken%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%80%8D

2.LINE予約を活用することでリピーター率を可視化し、顧客のファン化を促進できたイタリアンレストラン「VANSAN」の事例

全国67店舗を展開するカジュアルイタリアンレストラン「Italian Kitchen VANSAN(バンサン)」はLINE公式アカウントとテーブルオーダーを導入して、友だち追加数を30万人に伸ばすことに成功しています。

緊急事態宣言を乗り切ったことに対するお礼のメッセージを配信し、通常の配信と比較して、メッセージのクリック率は2.6倍を記録することができました。

また22年4月から、店舗での商品注文から決済までLINEで完結する機能を導入。

さらに「LINE予約」も実施し、LINEでの予約は平均予約件数は月に56件。ネット予約全体の割合の4分の1に当たるそうです。

参照:https://www.linebiz.com/jp/case-study/vansan/

3.新卒採用に関する情報発信を目的としたアカウントを運用し、より意欲の高い学生を効率よく採用できる!「日本生命保険相互会社」の事例

日本生命保険相互会社では、新卒採用に関する情報発信を行うためにLINE公式アカウントを活用しています。

学生は登録するだけで採用に関する情報を定期的に受け取ることができるので学生側の情報収集の負担を減らすのに貢献しています。

また情報を積極的に受け取る学生は意欲が高いと思われるので企業側としても効率の良く優秀な学生を採用できるようです。

参照:https://saiyo-kakaricho.com/wp/use-line-saiyo/

4.LINEでの継続的な情報発信により、学生や保護者が大学に触れる機会が増加!学生・保護者・大学の連携を高めることができた「阪南大学」の事例

阪南大学では、LINE公式アカウントの活用により、学部や学年など個人の状況に合わせた情報発信を行っています。

また学生・保護者の2つのパターン分けをしてそれぞれに適切な情報を行っています。

その結果、2021年10月時点で、3800名の友だち追加を達成しており、学生・保護者・大学の連携を高めることができているようです。

参照:https://kanameto.me/case/hannan_university.html

5.LINE上で賃貸の申し込みから入居までスピーディーに完結できる!不動産仲介「縁蔵ホールディングス」の事例

「縁蔵ホールディングス」が運営している「お部屋探しのハートサポート」では、LINE公式アカウントを活用することにより広告費の削減や業務の効率化に成功しています。

通常だと大手ポータルサイトに出稿して物件情報を認知してもらいますが、

「お部屋探しのハートサポート」では、動画共有サイトとLINE公式アカウントを活用して広告費を削減しています。

その結果、初期費用が安い物件を紹介することができてそれが人気になっているようです。

また、内見以外はLINE上で完結できる仕組みになっているため業務の効率化もできているようです。

参照:https://www.linebiz.com/jp/case-study/heyasupport/?field_case_category_industry_target_id%5B7541%5D=7541

6.顧客対応を自動化し、月の利益を100万円以上アップ!「まつい鍼灸整骨院」の事例

奈良県 「まつい鍼灸整骨院」では、LINE公式アカウント上で顧客管理やステップ配信機能による新規来店やリピート来店を促進しています。

その結果、月の利益を100万円以上アップさせることに成功しています。

さらに一度作った売上の出る仕組みはコピー可能なので、複数の店舗で応用することができます。

参照:https://arts-web.co.jp/line/line-salon/

7.すべての連絡をLINEで行うことで現場の事務作業を大幅に削減することができた「社会福祉法人明星福祉会 深坂保育園」の事例

「社会福祉法人明星福祉会 深坂保育園」ではLINE公式アカウントを活用することによって、業務の削減を行うことができて職場の働きやすさ向上に成功しています。

「保育園LINE出欠管理システム」というものを導入して、「欠席連絡をする」「遅刻連絡をする」「早退連絡をする」などの連絡事項をラインだけで完結できるようになっているみたいです。

参照:https://www.pasonagroup.biz/usecase/psn-tech01

8.LINEで予約して待ち時間ゼロで薬のを受け取りが可能に!「中沢薬局」の事例

中沢薬局のLINE公式アカウントを登録すると、待ち時間なしで薬を受け取ることができます。

また自宅まで薬の配送を依頼することができるようになりより簡単に薬を手に入れることができるようになっています。

体調が優れない時に、待ち時間ゼロで薬を受け取れたり、自宅まで薬を届けてくれたりするのは利用者にとっても非常にありがたいサービスになっているようです。

参照:https://www.nakazawa-ph.com/line/

9.LINEで24時間受付を可能に!87.2時間/月の業務時間を削減を可能にした「福岡市立こども病院」の事例

福岡市立こども病院では、予約経路を電話からLINEに移行することで大幅な業務時間の削減や顧客満足度を向上させることに成功しています。

LINE公式アカウントで、24時間予約の受付や変更を可能としており、予約も希望日をLINEに送るだけでできるようになっているみたいです。

LINE公式アカウントで予約を行えるようにすることによって、電話の繋がりにくさの解消やユーザーと予約電話スタッフの通話時間を削減に貢献しているみたいです。

参照:https://smartcity.linefukuoka.co.jp/ja/project/smartcityproject/casestudy/childrens-hospital

10.必要な情報をユーザーのニーズに合わせて配信して効率化!「鎌倉市」の事例

鎌倉市では、市民が行政の情報を広く届けるためにLINE公式アカウントを活用しています。

子育て・エリア・健康/医療・福祉など市民のニーズはさまざまに分かれているためセグメント配信機能で個人に必要な情報を確実に届ける工夫を行っているみたいです。

利用登録時に「受信設定」から必要事項を選択・入力することで、住民の希望にあわせた情報をセグメント配信しているようです。

参照:https://blog.socialplus.jp/case/line-for-local-government/

4.効果的にLINE公式アカウントを活用する3つのポイント

ここでは、LINE公式アカウントを効果的に活用するためのポイントを紹介するので自分で運用していく際の参考にしてください。

1.基本設定を完了させる

LINE公式アカウントは登録後すぐに利用することができます。ただ、基本的な設定を行わないといけません。

プロフィール設定、アイコン画像の設定、あいさつメッセージの設定は運用する前に必ず行っておきましょう。

また、LINE公式アカウントには多くの機能が存在しているので事前にその機能はどんなことができるものなのかを把握しておくのもオススメです。

2.定期的な情報発信

ユーザーが一度登録しても情報発信がされないと、ユーザー自身が登録したことを忘れてしまったり、登録解除をしてしまったりされる可能性があります。

それを防ぐためにも定期的な情報発信を行う必要があります。

クーポン情報やセール情報などの最新の情報を配信することによってユーザーはLINE公式アカウントに有益性を感じてくれます。

ただ、注意点があるとすれば発信の頻度は考え方がいいです。

あまりにも頻繁に発信を行うと、ユーザーが不快な思いを抱く可能性があるので、他社のLINE公式アカウントなどを参考にして頻度も決めておきましょう。

3.顧客視点を持つ

定期的な情報発信にも繋がりますが、LINE公式アカウントを活用していく上で「ユーザーが求めている情報はなんだろう」と考えましょう。

ユーザーが求めていない情報を発信をしても、ユーザーの興味を引くことができなかったり、最悪ブロックされたりしてしまうかもしれません。

5.まとめ

いかがでしたか?

LINE公式アカウントは多くの企業や店舗が導入しています。

うまく活用した企業や店舗は売上がアップしたり、業務の効率が上がったりとビジネスの拡大の一助になっているみたいです。

LINE公式アカウントは無料で利用することができるので、ぜひ導入してビジネスに活用してください!