・LINE公式アカウントって複数作れるの?
・複数のアカウントは作るべきなの?
・複数のアカウントはどうやったら作れるの?
LINE公式アカウントを日々運用していると複数作りたい場合もあるかと思います。
そこで今回の記事では、LINE公式アカウントを複数作成する方法や運用方法などを解説していきます!
今後、複数のアカウントを作成して運用したいと思っている方はぜひ参考にしてください。
目次
LINE公式アカウントは何個まで作れるのか?
LINE公式アカウントは、1つのIDに対して最大100個まで作成することができます。
参照元:https://faq.linebiz.com/help/s/article/000001061?language=ja
LINE公式アカウントを複数作る方法
ここでは、アカウントを複数作る方法について解説していきます。
スマホで作る場合
ステップ1:右上の三本線ボタンをタップします。
ステップ2:「アカウント作成」をタップします。
ステップ3:アカウント名、業種、所在国、会社(事業者名)、メールアドレスを記入します。
業種は、ご自身の業種に近いものを選択しましょう。
個人の方は、会社(事業者名)は記入しなくても大丈夫です。
ステップ4:確認し、問題なければ「アカウント作成」をタップして完了です。
PCで作る場合
ステップ1:アカウント名横の「▼」をクリックします。
ステップ2:「すべてのアカウント」をクリックします。
ステップ3:「作成」をクリックします。
ステップ4:ステップ3:アカウント名、業種、所在国、会社(事業者名)、メールアドレスを記入します。
業種は、ご自身の業種に近いものを選択しましょう。
個人の方は、会社(事業者名)は記入しなくても大丈夫です。
ステップ5:確認し、問題なければ「完了」をクリックしてください。アカウントが新しく作成されます。
アカウントの切り替え方
スマホの場合は、三本線をタップすると作成したアカウントの一覧が表示されます。
PCの場合は、アカウント名横の「▼」をクリックすると作成したアカウントの一覧が表示されます。
LINE公式アカウントを複数作るメリットとデメリット
ここでは、アカウントを複数作るメリットとデメリットについて解説します。
メリット
顧客ニーズに合わせて情報提供ができるためブロックされにくい。
アカウントを複数作成して、ユーザーのニーズ毎に使い分けることでユーザーに必要ない情報が届くのを防ぐことができます。
例えば、もし複数の店舗を経営していると仮定して考えてみましょう。
東京と大阪で店舗を経営している場合は、東京に住んでいる人に大阪の店舗の情報は必要ありません。
もしアカウントを複数作らずに一括で情報提供をすると、「自分には不要な情報が届くアカウント」として認識されてしまいます。
ですが、地域別でアカウントを作成して東京に住んでいる人には東京の店舗の情報のみを、大阪に住んでいる人には大阪の店舗の情報のみを発信することで必要な人に適切な情報を届けることができるようになります。
このようにユーザーからすると、欲しい情報だけが届くようになるのでアカウントを見続ける理由ができブロックされにくくなります。
ちなみに、ユーザーの属性ごとで配信できる絞り込み配信という機能もありますが、これは配信対象者が100人以上から使用することができます。
チャット管理がしやすく顧客との関係性を構築しやすい。
ユーザーとチャットでやり取りをしている場合は、アカウントを複数作ることでチャット管理がしやすくなります。
先ほどと同様に東京と大阪で複数の店舗を経営している場合で考えてみましょう。
アカウントを1つしか作成していない場合は、ユーザーから問い合わせがきた時に東京の店舗の話なのか大阪の店舗の話なのかがわからないという事態が発生しています。
その結果、ユーザーと無駄な会話が発生したり、思うように会話が噛み合わなかったりするなど顧客獲得の機会損失をしてしまう可能性があります。
アカウントを複数に分けることで、ユーザーも問い合わせなども容易になりますし、運営者側もチャット管理がしやすくなります。
アカウント毎に無料メッセージが取得できるので月額料金を抑えることができる。
LINE公式アカウントの無料メッセージは、アカウント毎に取得できます。
そのため、アカウントを増やした分、無料メッセージの1000通分を手に入れることが可能になります。
デメリット
アカウント数が増えるため管理の手間が増える。
アカウントが増えると、当然ですが運用する手間が増えます。
さらに単純に数を増やせばいいという話ではなく、アカウント毎に基本設定をしたり、運用方針を決めたりする必要があります。
アカウントが増えてくると1人で管理や運用をするのは難しくなるので管理者を増やすなどの対策を考える必要があります。
せっかくアカウントを増やしたのに運用ができずに放置してしまっているという状態は避けるべきなので、どのように運用していくかなどを話し合って事前に決めておきましょう。
それぞれのアカウントで集客する必要があるため大変になる。
アカウントを複数作成したら、それぞれで集客をする必要があります。
複数作成した分、1つのアカウントあたりの友だち追加数は少なくなってしまうので、表面上はあまり人気がないアカウントなのではと思われてしまう可能性もあるので注意してください。
運用方法によってはアカウント毎に料金が発生する。
「費用が抑えることができる」というメリットを先ほど紹介しましたが、運用のやり方によっては、料金が多くかかってしまう場合もあります。
LINE公式アカウントの料金は以下のようになっています。
例えば、2つのアカウントで友だち追加が1000人以上超えた場合はそれぞれで課金をする必要があります。
(ライトプラン×2なので、5000円×2=10000円)
仮に1つのアカウントだった場合は1つのライトプランだけで済みます。
(ライトプラン×1なので、5000円)
このように場合によっては、費用が多くかかってしまう場合があるので、アカウントを増やす前に見込みの集客人数を計算して料金がどのくらいかかるのかを計算しておくのがオススメです。
参考:LINE公式アカウント 通数費用シミュレーター
https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/simulator/
LINE公式アカウントを複数作る時の注意点
ここではアカウントを複数作る際の注意点について解説します。
必要かどうかを見極める
最初に確認すべきことは、自社にとって複数のアカウントを本当に作るべきかどうかということを確実に見極めることです。
たしかに、アカウントを複数作ることは多くのメリットがありますが、状況によっては1つのアカウントだけを運用した方が良いという場合もあります。
「他社もやっているからやる」といった形でやるのではなく、自社にとって本当に必要かどうかをしっかり考えてみましょう。
運用目的を明確にする
デメリットの方でも説明しましたが複数のアカウントを作成した場合、それぞれで集客する必要があります。
そのため、複数のアカウントを作成した場合はそれぞれのアカウントの運用目的を決める必要があります。
商品の紹介をするためのアカウントなのか店舗への来店を促すためのアカウントなのかなど明確なゴールを決めることがオススメです。
そうすることで日々運用していく中でも提供する情報にブレがなくなったり管理者のモチベーションが維持できたりとメリットがたくさんありますのでぜひやってみてください。
複数のアカウントの運用事例
実際に複数のアカウントを作成しても、どうやって運用していけばいいか迷うことも増えると思います。
そこで実際に複数のアカウントを作成して、効果的に運用して成果を上げている企業のご紹介をするのでぜひ参考にしてください。
全店舗でアカウントを作成してLINEで予約する導線を設計し、売上効果を14倍に引き上げた「ごちそう村」の事例
1916(大正5)年に創業した外食チェーンなどを運営する株式会社入船は、「ごちそう村」の全20店舗でLINE公式アカウントを導入しており、複数のアカウントを運用しています。
各店舗で独自でユニークな施策を行っています。季節のキャンペーンやクーポン配信を行っていて、売上効果はハガキやDMと比べて14倍違うそうです。
各店舗で友だちの数を競っているみたいで社内の働く雰囲気も良くなったとのことです。
参照元:https://www.linebiz.com/jp/case-study/gochisomura/
ブランド別でLINE公式アカウントを使い分けて実店舗やwebサイトへの誘導を達成した「株式会社アダリスト」の事例
グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなどの人気ファッションブランドを展開する株式会社アダストリア(以下、アダストリア)では、5つのブランドに専用のLINE公式アカウントを開設しています。
各ブランド毎にターゲット層が異なっているため、それぞれのターゲット層に合った情報提供を行っています。
その結果、顧客のニーズに合った情報を届けることができて効率的に実店舗やwebサイトに誘導できるようになっています。
また、複数のアカウントを運用して知見を生かしたwebサイト運営も行っているみたいです。
参照元:https://www.linebiz.com/jp/case-study/adastria-02/
複数ブランドで公式アカウントを複数運用しパーソナライズ化された情報を届けることを可能にした「資生堂ジャパン」の事例
資生堂ジャパン株式会社でも、ブランド別でアカウントを作成して複数のアカウントを運用しています。
ブランド毎に独自の世界観を形成しているためユーザーにそれぞれの世界観を体感してもらうために複数のアカウントの運用を始めた結果、ユーザーに合わせた情報を届けることに成功しています。
その結果、友だち追加数も増加して、ブランドの認知度向上も達成しました。
参照元:https://www.linebiz.com/jp/case-study/shiseido/
まとめ
いかがでしたか?
LINE公式アカウントを複数作るのは、メリットとデメリットがあるので作る際は本当に必要かどうかとそれぞれのアカウントの運用目的を事前に決めておくことがオススメです。
成果を上げている企業の事例も参考にして、自社と状況や目指すべき方向性が似ているならぜひ複数のアカウントを作成して効果的に運用してみましょう。
今回の記事も、実際にアカウントを複数作る際にぜひ参考にしてください!