LINE公式アカウントの「ステップ配信」は、友だち追加をきっかけに、あらかじめ設定したメッセージを自動で届ける機能です。
この記事では、ステップ配信の仕組みから設定方法、料金体系、業種別のシナリオテンプレートまでを一通り解説します。「公式機能だけでどこまでできるのか」「外部ツールが必要なのはどんな場合か」の判断基準も整理しているので、自社に合った運用の形を見つける参考にしてください。
- ステップ配信の仕組みと一斉配信・セグメント配信との違い
- 料金体系と友だち数×ステップ数の通数シミュレーション
- 管理画面での設定方法(5ステップ)
- 開始条件・オーディエンス・条件分岐の使い方
- 美容・EC・飲食など業種別シナリオテンプレート
- 公式機能の限界と外部ツールを検討すべきタイミング
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目次
LINEステップ配信とは?仕組みと一斉配信との違い
ステップ配信とは、特定のきっかけ(トリガー)に応じて、あらかじめ用意したメッセージを時間差で自動送信する機能です。「友だちが追加されたら → 1日後にメッセージA → 3日後にメッセージB → 7日後にメッセージC」のように、シーケンスを組んで配信を自動化できます。
ステップ配信の仕組み — 「トリガー → 待ち時間 → 自動配信」の3要素
ステップ配信は、次の3つの要素で成り立っています。
- トリガー(開始条件):ステップ配信を開始するきっかけ。「友だち追加」または「オーディエンス」のいずれかを設定します
- 待ち時間:次のメッセージを送るまでの日数(1〜30日の範囲で指定)
- 自動配信:待ち時間が経過すると、設定したメッセージが自動で送信されます
手動で一人ひとりにメッセージを送る必要がなく、友だちが増えるほど自動化の恩恵が大きくなります。
一斉配信・セグメント配信との違い
LINE公式アカウントには複数の配信方法があり、それぞれ役割が異なります。
| 配信方法 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 一斉配信 | 全員(または絞り込んだ対象)に、同じタイミングで同じメッセージを送る | キャンペーン告知・セール案内など |
| セグメント配信 | 属性やオーディエンスで対象を絞り込んで送る | ターゲットを限定した情報提供 |
| ステップ配信 | ユーザーの行動を起点に、時間差で自動的にメッセージを送る | 友だち追加後のナーチャリング・リピート促進 |
一斉配信やセグメント配信は「いつ送るか」を運用者が決めますが、ステップ配信は「ユーザーのアクション」を起点に自動で進みます。この違いが、運用工数の削減とタイミングの最適化につながります。
セグメント配信の詳しい設定方法は「LINEセグメント配信とは?設定方法・活用事例・通数を節約するコツを解説」で解説しています。
ステップメール(メルマガ)との違い
ステップ配信の考え方自体は、メールマーケティングの「ステップメール」と共通しています。大きな違いは配信チャネルの特性です。
- 開封率:LINEのメッセージは開封率が高い傾向にあります。メールの平均開封率が20〜30%程度とされるのに対し、LINEは通知がプッシュで届くため、到達率・既読率ともに高い傾向があります
- 即時性:メールは受信箱に埋もれやすいのに対し、LINEはスマホの通知としてリアルタイムに届きます
- チャット形式:LINEは1対1のやりとりに近い形式のため、読者との距離感が近くなります
すでにステップメールの運用経験がある方は、LINEのステップ配信に置き換えることで、より高い反応率が期待できます。
LINEステップ配信を導入する4つのメリット
ステップ配信の最大のメリットは、友だち追加後のコミュニケーションを仕組み化できることです。以下の4つの観点で整理します。
配信業務の自動化で運用工数を削減できる
一度シナリオを設定すれば、新しい友だちが追加されるたびに自動で配信が始まります。手動で「追加された人にメッセージを送る」作業が不要になるため、担当者1人でも多くの友だちに対応できます。
友だち追加直後の関心が高いタイミングを逃さない
友だち追加の直後は、ユーザーの情報収集意欲が最も高い時期です。このタイミングを逃さずにメッセージを届けることで、ブロックされる前に価値を伝えることができます。
段階的なアプローチでリピーター・ファンを育成できる
1通目でいきなり売り込むのではなく、段階的に情報を提供し、信頼関係を構築できます。たとえば「お礼 → 活用Tips → 事例 → 特典案内」のように、読者の理解度と関心に合わせてメッセージを設計できます。
配信結果をもとにシナリオを改善し続けられる
各ステップの開封率やクリック率を確認し、反応の悪いメッセージを差し替えることで、シナリオ全体の精度を高められます。一度作って終わりではなく、データをもとに育てていける仕組みです。
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LINEステップ配信の料金|無料プランの限界と通数シミュレーション
結論として、ステップ配信の利用自体に追加料金はかかりません。ただし、配信したメッセージは通数としてカウントされるため、友だち数とシナリオの通数に応じて料金プランの選択が重要になります。
ステップ配信自体に追加料金はかからない
ステップ配信は、LINE公式アカウントの標準機能の一つです。コミュニケーションプラン(無料)を含むすべてのプランで利用できます。「ステップ配信を使うための追加課金」は発生しません。
料金プラン別の無料メッセージ通数
LINE公式アカウントの料金プランは3種類です。
| プラン | 月額 | 無料メッセージ通数/月 |
|---|---|---|
| コミュニケーション | 無料 | 200通 |
| ライト | 5,000円 | 5,000通 |
| スタンダード | 15,000円 | 30,000通 |
ステップ配信で送信したメッセージも、上記の無料メッセージ通数にカウントされます。一斉配信と合算して上限を超えると、追加料金が発生するか配信が停止されます(プランにより異なります)。
料金プランの詳細は「LINE公式アカウントの料金プラン」をご確認ください。
【シミュレーション】友だち数×ステップ数で必要な通数を計算する
「自分のアカウントだとどのプランが必要か」を判断するために、月間の新規友だち追加数とシナリオの通数で計算してみましょう。
| 月間新規友だち | シナリオ通数 | 月間消費通数 | 必要プラン | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| 50人 | 5通 | 250通 | ライト | 5,000円 |
| 100人 | 5通 | 500通 | ライト | 5,000円 |
| 100人 | 7通 | 700通 | ライト | 5,000円 |
| 500人 | 5通 | 2,500通 | ライト | 5,000円 |
| 500人 | 7通 | 3,500通 | ライト | 5,000円 |
| 1,000人 | 5通 | 5,000通 | ライト or スタンダード | 5,000〜15,000円 |
| 1,000人 | 7通 | 7,000通 | スタンダード | 15,000円 |
| 3,000人 | 7通 | 21,000通 | スタンダード | 15,000円 |
計算式:月間消費通数 = 月間新規友だち数 × シナリオの通数
注意点として、この表はステップ配信だけの通数です。一斉配信やセグメント配信の通数も合算されるため、実際に必要なプランはこの表より1段階上になる場合があります。
無料のコミュニケーションプラン(月200通)では、友だち50人×4通=200通でちょうど上限に達します。テスト運用には使えますが、本格的にステップ配信を活用するなら、ライトプラン以上が現実的です。
LINEステップ配信の設定方法【5ステップで解説】
ステップ配信の設定は、LINE Official Account Managerの管理画面から行います。基本的な流れは5ステップです。

LINE Official Account Managerにログインし、左メニューから「ステップ配信」を選択します。「作成」ボタンをクリックすると、新しいステップ配信の設定画面が開きます。
管理用のタイトル(友だちには表示されません)と、メッセージを配信する時間帯を設定します。配信時間帯は、ユーザーが通知を確認しやすい時間に合わせましょう。
ステップ配信が開始されるきっかけ(トリガー)を設定します。「友だち追加」と「オーディエンス」の2種類から選べます。オーディエンスの詳細は次のセクションで解説します。

各ステップの待ち時間(1〜30日)とメッセージ内容を設定します。テキスト、画像、動画、カルーセルなど、通常のメッセージ配信と同じ形式が使えます。「ステップを追加」ボタンで、2通目以降のメッセージを追加していきます。
必要に応じて条件分岐を設定し、内容を確認したら「利用開始」をクリックします。開始後、設定した条件に合致する友だちに対してステップ配信が自動で始まります。
テンプレートを使えば最短5分で設定できる
LINE公式アカウントには、あらかじめ用意されたステップ配信のテンプレートがあります。「フォローアップ」「再来店促進」など、目的別にサンプルの文面と配信タイミングが設定済みです。
まずはテンプレートをベースに始めて、配信結果を見ながら自社向けにカスタマイズしていくのが効率的です。
設定の詳細な操作手順は、LINE公式アカウント ステップ配信マニュアルも合わせてご確認ください。
LINEステップ配信の開始条件とオーディエンス設定
ステップ配信のトリガー(開始条件)は「友だち追加」と「オーディエンス」の2種類です。多くの方は友だち追加だけを使っていますが、オーディエンスを活用すると配信の幅が大きく広がります。
開始条件は2種類 — 「友だち追加」と「オーディエンス」
| 開始条件 | 概要 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 友だち追加 | 友だち追加されたことをきっかけに配信開始 | 新規友だちへのウェルカムシナリオ |
| オーディエンス | 特定の条件に合致するユーザーグループを起点に配信開始 | 既存友だちへのフォローアップや行動起点のシナリオ |
友だち追加を起点にする場合の設定ポイント
友だち追加を開始条件にする場合、以下の2点を設定します。
- 経路の指定:「すべての経路」か「特定の経路」を選択できます。たとえば店頭QRコードからの追加と、Web広告からの追加で異なるシナリオを出し分けたい場合は「特定の経路」を使います
- 追加日の指定:「利用開始後に追加された友だちのみ」が対象になります。既存の友だちには配信されない点に注意してください
オーディエンスを起点にする場合の選択肢
オーディエンスを開始条件に設定すると、友だち追加以外のアクションをきっかけにステップ配信を始められます。利用できるオーディエンスは以下の8種類です(メイン6種+その他2種)。
| オーディエンス | 内容 | 活用例 |
|---|---|---|
| メッセージクリック | 配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザー | 関心の高いユーザーへのフォローアップ |
| メッセージインプレッション | 配信したメッセージを開封したユーザー | 開封済みだがクリックしていない人への再アプローチ |
| リッチメニュークリック | リッチメニューをクリックしたユーザー | 特定メニューに興味を示した人への追加情報提供 |
| リッチメニューインプレッション | リッチメニューを表示したユーザー | アクティブユーザーへのフォローアップ |
| 友だち追加経路 | 特定の経路から友だち追加したユーザー | 流入元別に配信内容を出し分ける |
| チャットタグ | チャットでタグ付けしたユーザー | 問い合わせ済みのユーザーへの追加情報提供 |
上記6種は、配信先に設定するには対象ユーザーが50人以上必要です(チャットタグを除く)。
さらに「その他のオーディエンス」として、以下の2種類も利用できます。
| オーディエンス | 内容 | 活用例 |
|---|---|---|
| ユーザーIDアップロード | CSVでアップロードしたユーザーリスト | 特定キャンペーン対象者への段階的案内 |
| ウェブトラフィック | 計測タグやLINE Tagのトラッキング情報をもとに作成 | 商品ページ閲覧者への限定オファー |

たとえば「メッセージクリック」を使えば、「前回の配信で料金ページのリンクをクリックした人だけに、導入事例のシナリオを配信する」といった運用が可能になります。
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LINEステップ配信の条件分岐|設定方法と活用パターン
条件分岐を使うと、友だちの属性や行動に応じてシナリオの中でメッセージを出し分けられます。ただし、LINE公式アカウントの標準機能で使える条件には限りがあります。
条件分岐で使える条件 — 属性とオーディエンス
LINE公式アカウントのステップ配信で条件分岐に使える条件は、大きく2種類です。
- 属性:性別・年齢・OS・地域
- オーディエンス:前述の8種類
属性データは「みなし属性」と呼ばれる推計データです。LINEがユーザーの利用傾向から推測したもので、ユーザーが自ら登録した情報ではありません。そのため、精度には限界がある点を理解しておく必要があります。
条件分岐の活用パターン3選
パターン1:地域別に案内を出し分ける
全国展開しているビジネスで、友だちの所在地域に合わせて最寄り店舗やエリア限定キャンペーンの情報を送り分けます。
パターン2:クリック有無で関心度を判別する
オーディエンス(メッセージクリック)を使い、前のメッセージのリンクをクリックした人とクリックしなかった人で、次に送るメッセージを変えます。クリックした人にはより踏み込んだ情報を、しなかった人には別の切り口で再アプローチします。
パターン3:年齢層別にトーン・オファーを調整する
年齢の属性で分岐し、若年層にはカジュアルなトーンで、ミドル層には実績や信頼性を重視した内容にするといった使い方です。ただし前述の通り、年齢は推計データのため精度に注意が必要です。
公式の条件分岐でできないこと
LINE公式アカウントの標準機能では、以下のような条件分岐は対応していません。
- タグやカスタムフィールドによる分岐
- フォーム回答内容による分岐
- 購買履歴や予約履歴による分岐
- リッチメニューの自動切り替え
これらが必要な場合は、外部ツールの導入を検討することになります(詳しくは後述の「外部ツールの選び方」で解説します)。
【業種別】LINEステップ配信のシナリオ設計テンプレート
シナリオ設計で重要なのは、「最終的にユーザーにどんなアクションを取ってほしいか」を先に決めることです。ゴールから逆算して、各ステップの役割を定義していきます。
シナリオ設計の基本フレーム — ゴールから逆算する
シナリオを組み立てる手順は次の3ステップです。
- ゴールを決める:来店予約 / 商品購入 / 問い合わせ / 資料請求 など
- 読者の状態遷移を設計する:「知らない → 知る → 信頼する → 行動する」の流れを定義
- 各ステップの役割を割り当てる:1通目=関係構築、2通目=価値提供、…最終通=行動促進
以下に、業種別のシナリオテンプレートを紹介します。自社の状況に合わせて通数やタイミングを調整してください。
美容・サロン向けシナリオ(全7通・14日間)
ゴール:2回目の来店予約
| ステップ | 配信タイミング | 内容 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 1通目 | 友だち追加直後 | ご登録ありがとうございます+サロンのこだわり紹介 | 関係構築 |
| 2通目 | Day 1 | 施術後のセルフケアアドバイス | 価値提供 |
| 3通目 | Day 3 | お客様のビフォーアフター事例 | 信頼構築 |
| 4通目 | Day 5 | 季節のおすすめメニュー紹介 | 興味喚起 |
| 5通目 | Day 7 | 次回予約で使える限定クーポン | 行動促進 |
| 6通目 | Day 10 | 他のお客様の声・口コミ紹介 | 信頼強化 |
| 7通目 | Day 14 | 「そろそろお手入れの時期です」リマインド | 再来店促進 |
EC・物販向けシナリオ(全5通・10日間)
ゴール:リピート購入 or 関連商品の購入
| ステップ | 配信タイミング | 内容 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 1通目 | 友だち追加直後 | 登録お礼+初回限定クーポン | 関係構築+初回購入促進 |
| 2通目 | Day 3 | 商品の使い方ガイド・活用Tips | 価値提供 |
| 3通目 | Day 5 | 「使い心地はいかがですか?」+レビュー依頼 | エンゲージメント |
| 4通目 | Day 7 | この商品を買った方に人気の関連商品紹介 | クロスセル |
| 5通目 | Day 10 | リピート購入者限定の割引クーポン | リピート促進 |
来店型ビジネス(飲食・クリニック等)向けシナリオ(全5通・30日間)
ゴール:再来店
| ステップ | 配信タイミング | 内容 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 1通目 | 友だち追加直後 | ご来店ありがとうございます+次回使えるクーポン | 関係構築 |
| 2通目 | Day 3 | 知っておくと得する豆知識(業種に合わせた情報) | 価値提供 |
| 3通目 | Day 7 | 他のメニュー・コースの紹介 | 興味喚起 |
| 4通目 | Day 14 | 他のお客様の声・口コミ紹介 | 信頼強化 |
| 5通目 | Day 30 | 「また会えるのを楽しみにしています」+再来店特典 | 再来店促進 |
いずれのテンプレートも、まずは3〜5通のシンプルな構成から始めて、反応を見ながら通数やタイミングを調整するのがおすすめです。
予約が必要な業種では、LINE上で予約まで完結させる仕組みがあると効果が高まります。
予約システムとの連携については以下の記事もあわせてご覧ください。
【2026年最新】LINE予約システムおすすめ19選を徹底比較!選び方・無料ツール・業種別ガイド
LINEステップ配信の効果を最大化する3つのコツ
シナリオを設定した後は、データをもとに改善を続けることで成果が上がっていきます。特に重要な3つのポイントを紹介します。
コツ1 — 開封率・クリック率・CVRの3指標で効果を測る
ステップ配信の効果は、次の3つの指標で把握します。
| 指標 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 開封率 | メッセージが読まれているか。低い場合は配信タイミングや1通目の内容を見直す |
| クリック率 | リンクや画像がタップされているか。CTA(行動を促す文言)やメッセージの構成を改善する |
| CVR(コンバージョン率) | 最終的なゴール(予約・購入・問い合わせ)に到達しているか。シナリオ全体の設計を見直す |
LINE Official Account Managerの管理画面で各メッセージの基本的な配信数・開封数は確認できます。より詳細な分析が必要な場合は、外部ツールの活用も選択肢になります。
コツ2 — 1通目で「読み続ける理由」を作る
シナリオ全体の成果は、1通目のメッセージで大きく左右されます。1通目で「このアカウントのメッセージは読む価値がある」と感じてもらえれば、2通目以降の開封率も維持しやすくなります。
1通目に盛り込むとよい要素は次の3つです。
- お礼と自己紹介:何のアカウントか、どんな情報が届くかを簡潔に伝える
- すぐに使える価値:クーポン、チェックリスト、Tipsなど「登録してよかった」と思えるもの
- 今後の配信の予告:「3日後に〇〇をお届けします」と期待を持たせる
配信頻度については、最初の3日間は毎日でも問題ありませんが、その後は3〜7日間隔に広げるのが一般的です。頻度が高すぎるとブロックにつながるため、ユーザーの反応を見ながら調整してください。
コツ3 — シナリオ全体を定期的に見直す
一度作ったシナリオをそのまま放置するのではなく、定期的に見直すことが重要です。
- 離脱が多いステップを特定する:どの時点でブロックや未開封が増えているかを確認し、そのステップの内容や前後の間隔を調整する
- 季節やキャンペーンに合わせて更新する:「夏のおすすめ」「年末セール」など、時期に合った内容に差し替える
- ゴール達成率を確認する:シナリオの最終ステップまで到達したユーザーのうち、実際にアクション(来店・購入・問い合わせ)に至った割合を追う
実際に、既存のシナリオ配信のタイミングと文面を見直しただけで面談予約率が約13%→32.5%に改善した事例もあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
【事例】LINEシナリオ配信を「初動12時間」に集中させて予約率2.5倍にした話
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LINE公式のステップ配信では足りないとき|外部ツールの選び方
LINE公式アカウントの標準機能でも基本的なステップ配信は十分に運用できます。一方で、ビジネスの成長に伴い「公式機能だけでは対応しきれない」場面も出てきます。ここでは、公式機能で十分なケースと外部ツールが必要なケースの判断基準を整理します。
公式機能で十分なケース
以下の条件に当てはまる場合は、まず公式機能で運用を始めるのがおすすめです。
- 友だち数がまだ少ない(目安:1,000人以下)
- シンプルな友だち追加起点のシナリオで十分
- 条件分岐は地域や年齢程度でよい
- 詳細な効果分析よりも、まず配信を自動化することが優先
公式機能で成果を確認してから拡張を検討する方が、コストとリスクを抑えられます。
外部ツールを検討すべき5つのサイン
次のチェックリストで1つでも当てはまる場合は、外部ツールの導入を検討する価値があります。
- 友だちの行動(リンククリック・フォーム回答・購買履歴)で配信内容を分けたい
- より長く複雑なシナリオが必要(公式の制限を超える場合)
- シナリオの途中でリッチメニューを自動で切り替えたい
- 配信効果を細かく分析し、ABテストで改善サイクルを回したい
- CRM・EC・予約システムなど外部サービスとデータ連携したい
外部ツールの選定基準
外部ツールを比較検討する際は、以下の4つの観点で評価するのが効果的です。
| 評価軸 | チェックポイント |
|---|---|
| トリガーの種類 | 友だち追加以外にどんな行動をトリガーにできるか(タグ付与、フォーム回答、URL計測等) |
| 条件分岐の柔軟性 | タグ・カスタムフィールド・行動履歴など、実データで分岐できるか |
| 分析・レポート機能 | 開封率・クリック率・CVRの計測、ABテスト機能の有無 |
| 他機能との統合度 | 自動応答・リッチメニュー・フォーム・決済・予約など、シナリオ配信以外の機能もカバーしているか |
主要なLINEマーケティングツールの機能比較については以下の記事もあわせてご覧ください。
【2026年最新】LINEマーケティングツールおすすめ50選を徹底比較!機能別の選び方と無料ツールも紹介
LINEステップ配信でよくある質問
- ステップ配信は無料プランでも使えますか?
- はい、使えます。ただし、コミュニケーションプラン(無料)の月間メッセージ上限は200通です。たとえば友だち50人に4通のシナリオを配信するだけで200通に達するため、本格的な運用にはライトプラン(月5,000円)以上が必要です。
- ステップ配信の通数カウントはどうなりますか?
- 通常のメッセージ配信と同じく、ステップ配信で送ったメッセージも通数にカウントされます。一斉配信やセグメント配信と合算で管理されるため、本記事の「通数シミュレーション」を参考にプランを選んでください。
- ステップ配信とセグメント配信の違いは何ですか?
- ステップ配信は、ユーザーのアクションを起点に時系列で自動配信する仕組みです。セグメント配信は、属性やオーディエンスで対象を絞り込んで一斉配信する仕組みです。組み合わせて使うことも可能です。
- ステップ配信が配信されないときの原因は何ですか?
- 主な原因は5つです。(1)月間のメッセージ通数上限を超えている、(2)友だちにブロックされている、(3)開始条件に合致していない(追加日の設定ミスなど)、(4)配信時間帯の設定が意図と合っていない、(5)「利用開始」ボタンが押されていない(下書き状態のまま)。
- スマホからステップ配信の設定はできますか?
- LINE Official Account Managerはスマホのブラウザからもアクセスは可能ですが、ステップ配信の設定はPC画面での操作が推奨されています。シナリオの全体像を確認しながら設定する必要があるため、PCでの作業をおすすめします。
- ステップ配信は何通くらいが適切ですか?
- 目的や業種によりますが、5〜8通が一つの目安です。通数が多すぎるとブロック率が上がるリスクがあり、少なすぎるとナーチャリング効果が薄くなります。まずは5通前後から始めて反応を見ながら調整してください。
- ステップ配信の効果を測定するにはどうすればよいですか?
- LINE Official Account Managerの管理画面で、各メッセージの配信数・開封数を確認できます。より詳細に分析する場合は、メッセージ内にURL計測用のリンクを設置してクリック率を測定する方法が有効です。外部ツールを使えば、開封率・クリック率・CVRの自動レポートやABテストも可能になります。
- 途中でシナリオを変更したら、配信中のユーザーはどうなりますか?
- シナリオの変更は、変更後に新しく開始条件に合致したユーザーから適用されます。すでに配信中のユーザーは、変更前のシナリオが最後まで配信されるのが一般的ですが、詳細な挙動はLINE公式マニュアルでご確認ください。
まとめ
LINEのステップ配信は、友だち追加後のコミュニケーションを自動化し、来店・購入・問い合わせにつなげるための仕組みです。
- ステップ配信は全プランで利用可能。追加料金はかからないが、通数カウントに注意
- 設定は5ステップで完了。テンプレートを使えばさらに早い
- オーディエンス開始条件を使えば、友だち追加以外のアクションもトリガーにできる
- 業種別のシナリオテンプレートを参考に、まずは3〜5通から始める
- 公式機能で小さく始め、成果が出たら外部ツールでの拡張を検討する
ステップ配信は「作って終わり」ではなく、配信データを見ながら改善を続けることで成果が伸びていきます。まずは公式のテンプレートを使って1つ目のシナリオを設定し、自社の配信ノウハウを蓄積していきましょう。
ステップ配信をセグメント配信・予約連携・チャットボットなど他の機能と組み合わせて事業の仕組みにする方法は「LINEマーケティング完全ガイド|『連絡手段』で終わらせない事業設計の全体像」で全体像を解説しています。
LINE公式アカウントの配信・顧客管理・決済を1つにまとめて、運用の手間を減らしませんか?
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