LP(ランディングページ)を作るとき、最初に決めるべきなのは「どんな要素を、どの順番で、どこに置くか」という構成です。構成が固まっていないままデザインに入ると、見た目はきれいでも成果(CV)につながらないLPになりがちです。
この記事では、売れるLPに共通する3部構成と8要素、構成に使えるフレームワーク(AIDMA・新PASONA・BEAF)、視線誘導(Fの法則・Zの法則)の使いどころ、ワイヤーフレームの作り方、業種別の構成テンプレートまでを整理します。あわせて「型通りに作ったのにCVが伸びない」ときに見るべきポイントも扱います。LPの構成を、CVから逆算した「コンバージョン設計」として組み立てていきましょう。
なお、LPO支援の実務に取り組んでいる立場から、構成の型だけでなく「構成の手前(広告)と後ろ(フォーム・CV後)」まで含めた視点も添えています。
- 売れるLPに共通する3部構成(ファーストビュー・ボディ・クロージング)と8要素
- 構成に使えるフレームワーク(AIDMA・新PASONA・BEAF)の使い分け
- 視線誘導(Fの法則・Zの法則)をLP構成のどこで使うか
- LP構成案(ワイヤーフレーム)の作り方5ステップ
- 業種別(toC高単価・SaaS・EC・BtoB)の構成テンプレート
- 構成を作ってもCVが伸びないときに疑う5つの要因
目次
- 1 LP構成とは?コンバージョンを生む「型」と「順番」の設計
- 2 LP構成の基本|ファーストビュー・ボディ・クロージングの3部構成
- 3 売れるLPに共通する構成要素8つ
- 4 LP構成に使えるフレームワーク|AIDMA・新PASONA・BEAFの使い分け
- 5 視線誘導をLP構成に組み込む|Fの法則・Zの法則の使いどころ
- 6 LP構成案(ワイヤーフレーム)の作り方5ステップ
- 7 業種別のLP構成テンプレート|情報の順番は商材で変わる
- 8 テンプレート通りに作っても売れない|型を「出発点」にする考え方
- 9 LP構成を作ってもCVが伸びない時に疑う5つの要因
- 10 LP構成チェックリスト
- 11 よくある質問
- 12 まとめ|LP構成は「型」を出発点に「順番」と「検証」で磨く
LP構成とは?コンバージョンを生む「型」と「順番」の設計
LP構成とは、1ページで完結するランディングページにおいて、CVを生むために要素を「どの順番で・どこに」並べるかの設計です。構成は単なる見た目の話ではなく、読者の心理を動かしてCVへ導く順番の設計と考えると分かりやすくなります。
LP構成の定義
LPは、広告やSEOから流入したユーザーに対して、1つのアクション(資料請求・申し込み・購入など)を起こしてもらうための専用ページです。複数ページを回遊させる通常のWebサイトと違い、1ページで完結し、基本は1つのCVに絞り込みます。
この「1ページで・1つのアクションに集中させる」という性質があるため、要素の順番が成果を大きく左右します。LP構成とは、その順番と配置をあらかじめ設計したものです。
なぜ「構成(順番)」がCVを左右するのか
LPに訪れたユーザーは、上から順に読み進めながら「これは自分向けか」「本当に効果があるのか」「申し込んで大丈夫か」と判断していきます。この判断のプロセスに沿って情報が並んでいないと、納得する前に離脱してしまいます。
ファーストビューで「3〜5秒のうちに自分ごとと思わせられるかどうか」が離脱を分ける、という指摘は複数の調査や解説で言及されています。同じ要素を持っていても、並べる順番が読者心理とズレていれば成果は出にくくなります。
LP構成とSEO記事の構成・通常サイトの違い
同じ「構成」という言葉でも、目的によって設計の考え方が変わります。
- 通常のWebサイト:回遊を前提に、複数ページへ案内する構成
- SEO記事:検索意図を網羅して情報を届ける構成
- LP:心理を動かして1つのアクションへ導く構成
LP構成は「情報を網羅すること」ではなく「行動させること」がゴールです。だからこそ、結論を先に出し、納得を積み上げ、最後に行動を後押しする順番が重要になります。
構成だけ整えても売れない理由
ここで先に立場を明確にしておきます。LP構成は成果を左右する重要な要素ですが、構成だけを整えれば必ず売れる、というものではありません。
LPは「広告・SEOの集客 → ファーストビュー → ボディ → クロージング・フォーム → CV後の受け皿」という一連の流れの中にあります。構成が正しくても、流入元の広告とのズレや、フォームの長さ、CV後の体験が弱ければCVは伸びません。この記事では構成の型を中心に扱いつつ、最後に「構成だけでは届かない範囲」にも触れます。

LP構成の基本|ファーストビュー・ボディ・クロージングの3部構成
売れるLPの構成は、業界が違っても「ファーストビュー・ボディ・クロージング」の3部構成に収束します。この3つのブロックが、読者の「興味→納得→決断」という心理の進行に対応しているためです。
① ファーストビュー:3〜5秒で「自分ごと」と思わせる
ファーストビューは、スクロールせずに最初に表示される領域です。ここで「これは自分のためのページだ」と思ってもらえなければ、読者はその先を読まずに離脱します。
ファーストビューには、メインキャッチコピー・サブキャッチ・メインビジュアル・CTAボタンを置くのが基本です。サイズや要素の中身の作り方はLPファーストビューの作り方で詳しく扱っています。ここでは、ファーストビューをLP構成の入口として位置づけます。
② ボディ:共感→ベネフィット→証拠→信頼で納得を積む
ボディは、読者に「たしかに良さそうだ」と納得してもらうブロックです。一般的には次の順番で情報を積み上げます。
- 共感・問題提起:読者の悩みを言語化し「わかってくれている」と感じてもらう
- ベネフィット:この商品・サービスで得られる未来を示す
- 証拠・実績:数字や第三者の声で「本当に効果がある」と裏づける
- 信頼:実績・受賞・導入企業などで安心感を高める
この順番は、読者が納得していく心理の流れに沿っています。いきなり機能やスペックを並べても、読者は「自分に関係あるのか」が分からず離脱しやすくなります。
③ クロージング:不安を消して行動を後押しする
クロージングは、行動の直前に残る不安を取り除き、CTAへ導くブロックです。よくある質問(FAQ)で疑問に先回りし、オファー(特典・価格・限定性)で背中を押し、CTAボタンと入力フォームで行動を完了させます。
CTAボタンの文言やデザインの作り込みはCVボタンを変えてもCVRが伸びない原因で詳しく扱っています。
「起承転結」ではなく「結論先出し」で組む理由
LPでは、物語のような「起承転結」は通用しにくいと言われます。読者は時間をかけて読んでくれる前提ではなく、メリットが分からなければすぐ離脱するためです。
そのため、LPは結論(ベネフィット)を先に出すのが基本です。ファーストビューで「何が得られるのか」を明示し、その後で理由・証拠を補強していく順番が向いています。
3部構成は業界が違っても似てくる
異なる業界のLPでも、構成が似てくることはよくあります。これは、人が「納得して行動する」までのプロセスが業種を問わず共通しているためです。3部構成は、長年の試行錯誤の中で収束してきた基本形と捉えると、応用が利きます。

売れるLPに共通する構成要素8つ
売れるLPは、3部構成の中に8つの要素を持っています。ただし重要なのは「要素を持っているか」ではなく「読者の心理が動く順に並んでいるか」です。
LP構成の基本要素は次の8つです。
1. キャッチコピー
メインキャッチで「誰の・何の悩みを・どう解決するか」を一文で伝え、サブキャッチで具体化します。読者の「注意」を引き、「これは自分向けだ」と感じてもらう役割です。
2. メインビジュアル
商材のイメージを直感的に伝える画像です。写真・イラスト・UI画面・人物など、商材タイプに合わせて選びます。読者の「興味」を喚起します。
3. 共感・問題提起
読者が抱える悩みや課題を言語化します。「わかってくれている」という共感が、その先を読み進めるきっかけになります。
4. ベネフィット
商品・サービスを使うと、どんな未来が手に入るのかを示します。機能の説明ではなく「得られる結果」を伝えることで、読者の「欲求」を引き出します。
5. 証拠・実績
数字・お客様の声・導入実績・メディア掲載など、ベネフィットを裏づける証拠です。読者の「確信」を支える要素で、ここが弱いとベネフィットが信じてもらえません。
6. オファー
特典・価格・限定性など、申し込む動機になる条件です。「今がお得」「今だけ」という理由を提示し、行動の動機を高めます。
7. よくある質問
申し込み前に残る不安を、質問形式で先回りして解消します。「料金は」「解約は」「効果が出なかったら」といった疑問にあらかじめ答えることで、読者の「安心」をつくります。
8. CTAボタン+入力フォーム
最後に、読者が「行動」するためのボタンとフォームです。ボタンの文言は行為名だけでなく、得られるメリットや負担の少なさを添えると押されやすくなります。フォームの項目数を絞ることも離脱防止に効きます。
要素は「並べる順=読者心理の進行」で意味が決まる
8要素は、それぞれ単体で効くわけではありません。「注意→興味→共感→欲求→確信→動機→安心→行動」という読者心理の進行に沿って並べることで、はじめてCVへの流れが生まれます。
たとえば証拠・実績を共感より前に置いても、読者がまだ「自分ごと」と感じていなければ響きません。要素を揃えることより、順番を心理に合わせることを優先してください。

LP構成に使えるフレームワーク|AIDMA・新PASONA・BEAFの使い分け
LP構成の順番を考えるとき、ゼロから組み立てる必要はありません。代表的なフレームワークを「順番のたたき台」として使い、商材に合わせて調整するのが効率的です。ここでは定番の3つを紹介します。
AIDMA:認知から行動までの基本の流れ
AIDMAは、Attention(注意)→ Interest(興味)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)という、消費者が認知から購入に至る心理プロセスを表したフレームワークです。LP全体の流れを設計する基本形として使えます。
新PASONA:お悩み解決型と相性がいい
新PASONAは、Problem(問題提起)→ Affinity(親近感)→ Solution(解決策)→ Offer(提案)→ Narrowing down(絞り込み)→ Action(行動)の順で構成します。読者の悩みに寄り添ってから解決策を示す流れのため、お悩み解決型の商材と相性が良いとされています。
BEAF:実績・証拠で押す商材と相性がいい
BEAFは、Benefit(便益)→ Evidence(証拠)→ Advantage(優位性)→ Feature(特徴)の順です。ベネフィットを示した直後に証拠で裏づける流れのため、実績が豊富で、比較検討されやすい商材に向いています。
訴求タイプ別の使い分け早見表
どのフレームワークを選ぶかは、商材の訴求タイプで判断すると迷いにくくなります。
| 訴求タイプ | 向いているフレームワーク | 相性のいい商材の例 |
|---|---|---|
| 認知から育てる | AIDMA | 新商品・認知度が低い商材 |
| お悩み解決型 | 新PASONA | 美容・健康・学習など悩み訴求 |
| 実績・比較で押す | BEAF | 実績が豊富・比較されやすい商材 |
フレームワークは「順番のたたき台」として使う
フレームワークは、あくまで構成の出発点です。型に厳密に当てはめることが目的ではなく、自社の商材とターゲットに合わせて要素を足し引きするための足場として使ってください。複数のフレームワークを組み合わせても問題ありません。

視線誘導をLP構成に組み込む|Fの法則・Zの法則の使いどころ
LP構成では「何を・どの順で置くか」だけでなく「読者の視線がどう動くか」も設計に組み込みます。視線誘導の法則は、要素を画面のどこに配置するかを決める道具です。ここでは代表的な3つの法則を、LPのどの場面で使うかという観点で整理します。
なお、視線誘導の法則はポスターやチラシなど一般的なデザインでも語られますが、この記事ではLPの構成という文脈に絞って扱います。
Zの法則:ファーストビューなど「ひと目で見渡す」場面
Zの法則は、左上 → 右上 → 左下 → 右下と、アルファベットの「Z」を描くように視線が動くという考え方です。一覧的に全体を見渡す場面で起きやすく、ファーストビューのように情報を一目で把握させたいレイアウトと相性が良いとされています。
ファーストビューでは、左上に重要なキャッチコピーを置き、視線の終着点になりやすい位置にCTAを配置する、といった使い方ができます。
Fの法則:テキストが多い本文の「読み流し」場面
Fの法則は、左側に沿って縦に視線を降ろしながら、横方向を拾い読みするパターンです。テキスト量が多いWebページの読み流しで顕著に見られるとされ、Webでは特に重要だと指摘されることがあります。
LPのボディのようにテキストが続くブロックでは、見出しや要点を左側に寄せると、読み流す視線に拾われやすくなります。
グーテンベルク・ダイヤグラム:左上から右下への自然な流れ
グーテンベルク・ダイヤグラムは、左上(最初に注目される点)から右下(視線の終着点)へ、対角線上に視線が流れるという考え方です。最終的なCTAを右下や中央下に置くと、自然な流れの終点に行動を促せます。
LP構成のどこにどの法則を効かせるか
3つの法則は、LPのブロックごとに使い分けます。
- ファーストビュー:Zの法則を意識し、重要情報を左上に、CTAを目立つ位置に
- ボディ:Fの法則を意識し、見出しと要点を左側に寄せる
- 最終CTA:視線の終着点(右下〜中央下)に配置する
スマホは縦スクロール|Z・Fが効きにくい配置の考え方
ここが見落とされがちな点です。スマホは1カラムの縦長レイアウトが基本のため、PCで前提となるZ・Fの視線の動きが効きにくくなります。スマホでの視線は、基本的に上から下への一直線です。
そのため、スマホでは「重要な要素を縦の流れの早い位置に置く」ことが重要になります。PCで横並びにしていた要素が、スマホでは縦に積み重なって順番が変わることもあるため、必ずスマホ表示で読む順番を確認してください。
視線誘導は「装飾」ではなく「読ませる順番の設計」
視線誘導は、見た目を整えるための装飾ではありません。読者にどの順番で情報を読ませるかを設計する手段です。Z・Fの法則も、すべてのLPで必ず成立するわけではなく、あくまで傾向として知られているものです。最終的には、自社のLPでスクロールやクリックの動きを確認しながら調整していくのが確実です。

LP構成案(ワイヤーフレーム)の作り方5ステップ
LP構成案は、いきなりデザインから作り始めるのではなく、ゴール定義からワイヤーフレームへと段階的に具体化します。ここでは5つのステップに分けて手順を示します。
ステップ1: ゴール(CV)とターゲットを1行で定義する
最初に「誰に・何をしてもらうか」を1行で言語化します。たとえば「〇〇に悩む30代女性に、無料カウンセリングを予約してもらう」のように、ターゲットとCVをセットで決めます。ここが曖昧だと、以降の要素選びがブレます。
ステップ2: 訴求タイプを決め、フレームワークを選ぶ
商材の訴求タイプ(お悩み解決型/実績訴求型など)を決め、前章で紹介したフレームワークから順番のたたき台を選びます。お悩み解決型なら新PASONA、実績で押すならBEAF、といった選び方です。
ステップ3: 載せる要素を洗い出し、優先順位を付ける
LPに載せたい要素をすべて書き出し、「必須」と「あれば」に分けます。情報を詰め込みすぎるとLPは長く・読みにくくなるため、CVに直結する要素から優先順位を付けます。
ステップ4: 要素を「読者心理の順」に並べてラフを描く
選んだフレームワークと8要素をもとに、要素を読者心理の進行順に並べます。この段階では、紙やホワイトボードに手描きのラフを描く程度で十分です。完璧さより、全体の流れを掴むことを優先します。
ステップ5: ワイヤーフレームに清書する
ラフが固まったら、ワイヤーフレーム作成ツールで清書します。FigmaやStudio、ペライチ、Canvaなどがよく使われます。ツールの細かい選定は制作・LPO関連の記事に譲りますが、ここで決めるのは「色やデザイン」ではなく「要素の配置と順番」だと意識してください。
構成 → ラフ → ワイヤーフレーム → デザインの順で進めることで、デザインに入ってから構成を作り直す手戻りを防げます。

要素は揃っているのに順番に迷う、という場面では、第三者の目を入れると流れの詰まりが見えやすくなります。LP構成の組み立てや改善の相談はこちらから受け付けています。
業種別のLP構成テンプレート|情報の順番は商材で変わる
同じ8要素を使っても、業種によって「どの要素を前に出すか」は変わります。商材の単価・検討期間・購入の心理的ハードルが異なるためです。ここでは4つの業種タイプで構成の順番の違いを示します。
toC高単価:不安解消を厚く
クリニック・不動産・ブライダルなど、単価が高く失敗できない商材では、信頼を先に積むことが効きます。実績・お客様の声・よくある質問を早めに配置し、「ここなら安心して任せられる」と感じてもらってからオファーへ進みます。
SaaS・サブスク:心理的ハードルの低減を先に
SaaSやサブスクでは、「始めること自体のハードル」を先に下げると進みやすくなります。「無料で試せる」「クレカ登録不要」「いつでも解約できる」といった条件を前倒しで提示し、機能の詳細説明はその後に置きます。
EC:商品の魅力と「今買う理由」を前倒し
ECは検討期間が短く、結論を急ぐ傾向があります。商品ビジュアル・限定性・送料無料などの「今買う理由」を早い位置に出し、迷う前に行動につなげます。
BtoB:課題提示と実績・導入後の流れを丁寧に
BtoBは検討者が複数人になり、稟議を通すための情報が必要です。課題の言語化・導入実績・導入後のステップを丁寧に示し、社内で共有・説明できる構成にすると進みやすくなります。
業種別の構成順序 早見表
| 業種 | 前に出す要素 | 狙い |
|---|---|---|
| toC高単価(クリニック・不動産・ブライダル) | 実績・お客様の声・FAQ | 失敗できない商材。信頼を先に積む |
| SaaS・サブスク | 「無料で試せる」「解約自由」 | 心理的ハードルを先に下げる |
| EC | 商品ビジュアル・限定性・送料無料 | 検討が短い。今買う理由を前倒し |
| BtoB | 課題提示・導入実績・導入ステップ | 稟議で使える情報を載せる |
これらは出発点となる型です。実際の数字や社名は自社のものに置き換え、ターゲットに合わせて順番を調整してください。

テンプレート通りに作っても売れない|型を「出発点」にする考え方
ここまで型・フレームワーク・業種別テンプレートを紹介してきましたが、テンプレート通りに並べれば必ず売れる、というわけではありません。型は「考えなくていい答え」ではなく「検証のスタート地点」です。
型は「思考の省略」ではなく「検証の出発点」
フレームワークやテンプレートは、先人が試行錯誤して収束させた基本形です。だからこそ大外しはしにくいのですが、自社の商材・ターゲットに合っているかは別問題です。型を使って素早く第一案を作り、そこから検証して磨いていくのが現実的な進め方です。
ターゲットの認知度で順番を変える
同じ商材でも、ターゲットの認知度によって最適な順番は変わります。
- 顕在層:すでに悩みを自覚し、解決策を探している層。結論やオファーを早めに出す
- 潜在層:まだ悩みを自覚していない層。共感・問題提起を厚くして、悩みを言語化するところから始める
流入してくる層がどちらかによって、ボディの組み方を変える必要があります。
流入元の広告クリエイティブと構成を一致させる
広告で「〇〇」と訴求して集客したなら、ファーストビューも同じ訴求でそろえます。広告とLPのメッセージがズレていると、クリックして来た読者が「思っていたのと違う」と感じて離脱します。構成を考えるときは、必ず流入元の広告とセットで設計してください。
構成は一度作って終わりではない
構成は仮説です。公開して終わりではなく、ABテストで磨いていくものと捉えてください。どの要素から検証するかの優先順位や進め方はABテストのやり方で詳しく扱っています。
LP構成を作ってもCVが伸びない時に疑う5つの要因
型通りに構成を作ったのにCVが伸びない、という場面は珍しくありません。構成の変更で動かせるCVRには上限があり、原因がLPの外にあることも多いためです。ここでは、構成以外で疑うべき5つの要因を挙げます。
1. 流入元の広告クリエイティブと構成の訴求がズレている
広告のキャッチとLPのファーストビューの訴求が一致していないと、来た瞬間に離脱されます。まずは広告とLPのメッセージがそろっているかを確認してください。
2. ファーストビューで「自分ごと」にできていない
構成の順番が正しくても、ファーストビューで読者を引き込めていなければ、その先は読まれません。キャッチコピーやメインビジュアルの作り込みはLPファーストビューの作り方を参考に見直してください。
3. フォームが長い・入力ハードルが高い
クロージングまで読んでも、フォームの項目が多いと最後で離脱します。入力項目を最低限に絞ることがCV改善に直結します。フォーム改善の詳細はEFOツールおすすめ15選で扱っています。
4. CV後の受け皿(メール・LINE・資料)が弱い
申し込みや資料請求の後の体験が弱いと、せっかくのCVが次につながりません。離脱しかけたユーザーを引き止める施策は離脱防止ポップアップやWeb接客ツールも選択肢になります。
5. そもそものターゲット・オファーが市場と合っていない
価格やオファー自体が市場とズレている場合、構成をいくら磨いてもCVは伸びません。これはLPの外にある根本的な要因です。構成を何度調整しても動かないときは、ターゲットとオファーそのものを疑う必要があります。
構成の改善で行き詰まったときは、LP単体ではなく事業全体で見直す視点が有効です。改善の進め方そのものはLP改善の進め方で体系的に整理しています。
構成を整えても伸びないときは、広告・フォーム・CV後・商材まで含めて棚卸しすると、詰まっている場所が見えやすくなります。LPの位置づけを事業全体で整理する相談はこちらから受け付けています。
LP構成チェックリスト
ここまでの内容を、構成を設計・見直すときに使えるチェックリストにまとめます。Noが多い項目から優先的に手をつけてください。
- このLPのゴール(CV)とターゲットを1行で言える
- ファーストビューで「誰の・何の悩みを・どう解決するか」を伝えている
- 訴求タイプに合うフレームワークを選んでいる
- 要素を「結論先出し→共感→ベネフィット→証拠→信頼→FAQ→オファー」の順で並べている
- 各セクションの締めにCTA(次の一歩)が置かれている
- 証拠・実績(数字/第三者/お客様の声)が入っている
- よくある質問で主要な不安を先回りして解消している
- 視線誘導(FV=Z/本文=F)を意識した配置になっている
- スマホでの縦スクロール時に読む順番が崩れていない
- 流入元の広告クリエイティブと訴求が一致している
- フォームの項目数を最低限に絞っている
- CV後の受け皿(メール/LINE/資料送付)の設計がある
よくある質問
- LPの構成とは何ですか?
- 1ページで完結するランディングページで、CVを生むために要素を「どの順番で・どこに」並べるかの設計です。3部構成(ファーストビュー・ボディ・クロージング)と8要素の組み合わせで考えると整理しやすくなります。
- 売れるLPの構成要素は何個ありますか?
- 基本は8つです。キャッチコピー・メインビジュアル・共感・ベネフィット・証拠/実績・オファー・よくある質問・CTAボタン+フォームです。要素を揃えること以上に、並べる順番が重要です。
- LP構成の鉄板パターンはありますか?
- 「結論先出し→共感→ベネフィット→証拠→信頼→FAQ→オファー」という流れが、業種を問わず使える基本形です。業界が違ってもLP構成が似てくるのは、人が納得して行動するプロセスが共通だからです。
- LP構成のフレームワークは何を使えばいいですか?
- お悩み解決型なら新PASONA、実績で押すならBEAF、認知から育てるならAIDMAが目安です。フレームワークは順番のたたき台として使い、商材に合わせて調整します。
- Fの法則・Zの法則はLPのどこで使いますか?
- Zの法則はファーストビューなど一覧的に見渡す場面、Fの法則はテキストが多い本文の読み流し場面で意識します。いずれも傾向として知られているもので、すべてのLPで成立するわけではありません。
- PCとスマホで構成は変えるべきですか?
- 要素の順番は基本的に同じでよいですが、スマホは縦1カラムで視線が上から下の一直線になるため、重要な要素を早い位置に置く必要があります。必ずスマホ表示で読む順番を確認してください。
- LP構成案(ワイヤーフレーム)はどう作りますか?
- ゴール定義 → フレームワーク選択 → 要素の洗い出しと優先順位付け → ラフ作成 → ワイヤーフレーム清書の5ステップで進めます。いきなりデザインに入らず、構成から固めるのがポイントです。
- テンプレート通りに作れば売れますか?
- テンプレートは出発点であり、必ず売れる保証ではありません。ターゲットの認知度や流入元の広告に合わせて順番を調整し、ABテストで磨いていく前提で使ってください。
- LP構成は自分で作るのと外注どちらがいいですか?
- 構成(ゴール・ターゲット・要素の順番)は自社で考え、デザインや実装を外部に依頼する、という分け方が現実的です。構成を外部に丸投げすると、自社の事情が反映されにくくなります。
- LP構成を作ってもCVが伸びないのはなぜですか?
- 広告との訴求のズレ、ファーストビューの弱さ、フォームの長さ、CV後の体験、ターゲット・オファーのズレなど、構成以外に原因があることが多いためです。LP単体でなく一連の流れで見直してください。
- LP構成とSEO記事の構成は違いますか?
- 違います。SEO記事の構成は検索意図を網羅して情報を届けることが目的ですが、LP構成は心理を動かして1つのアクションへ導くことが目的です。
- LP構成は一度作ったら変えなくていいですか?
- 構成は仮説なので、公開後もABテストで磨き続けるのが基本です。市場やターゲットの変化に合わせて見直してください。
まとめ|LP構成は「型」を出発点に「順番」と「検証」で磨く
LP構成は、CVから逆算して要素の順番と配置を設計するものです。最後に要点を整理します。
- LP構成は「ファーストビュー/ボディ/クロージング」の3部構成を土台に、8要素を読者心理の順に並べる
- フレームワーク(AIDMA/新PASONA/BEAF)と視線誘導(Z/F)は「順番と配置を決める道具」として使う
- スマホでは縦スクロール前提で、読む順番が崩れないように確認する
- 業種やターゲットの認知度によって最適な順序は変わる。型は出発点と捉える
- 構成だけでなく、広告クリエイティブ→LP→フォーム→CV後の体験まで一続きで設計する
- 作って終わりではなく、ABテストで磨き続ける
LP構成を「型に当てはめる作業」ではなく「読者の心理に沿って順番を設計し、検証して磨く仕組み」として捉えると、成果につながりやすくなります。
自社のLPと数字を見ながら、要素の順番や何をABテストするかを整理する相談はこちらから受け付けています。
関連記事
LP構成を作った後に、各要素を改善・検証するための記事を整理しました。
- 改善の優先順位を決めたい方:LP改善の進め方|LPOの優先順位・手順と自社CVR1.7倍の実例
- ファーストビューを作り込みたい方:LPファーストビューの作り方|サイズ・要素・キャッチコピーの選び方
- CTAの文言・デザインを見直したい方:CVボタンを変えてもCVRが伸びない原因|デザイン・文言の選び方とABテスト
- フォーム離脱を減らしたい方:EFOツールおすすめ15選|タイプ別比較と失敗しない選び方
- 検証方法を知りたい方:ABテストのやり方|LP・Webで失敗しない手順とサンプル数・判定
- CVR改善の全体像から確認したい方:CVR改善完全ガイド|思いつきの手直しで終わらせない計測と検証の設計

